はじめに
「朝、目は覚めているのに体が動かない…」「起き上がるまでに時間がかかる」「起きても頭がボーッとして動けない」
そんな朝の不調を感じていませんか?
これは、単なる“疲れ”ではなく、自律神経のうち副交感神経の切り替え不良が関係していることがあります。
夜のリラックスモードから、朝の活動モードにスイッチがうまく切り替わらないと、体は“ブレーキを踏んだままの車”のような状態に。
この記事では、朝起きられない原因を自律神経の仕組みと東洋医学的な観点から解説し、
くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術がどのように効果を発揮するのかを丁寧にお伝えします。
朝起き上がれないのは「副交感神経」の切り替え不良
私たちの体は、
- 日中の活動を支える「交感神経」
- 夜の休息を司る「副交感神経」
この2つのバランスで成り立っています。
通常は、夜になると副交感神経が優位になり、朝になると交感神経が働き出して体を起こしていきます。
ところが、ストレス・睡眠の質の低下・体の歪み・季節の変化などが続くと、この切り替えリズムが乱れてしまうのです。
すると、朝になっても副交感神経が強いままで、血圧も体温も上がらず、筋肉も弛緩状態。
「体が重くて布団から出られない」「立ち上がるとふらつく」といった状態になります。
特に秋冬は、日の出が遅くなり光の刺激が少なくなるため、脳の“覚醒スイッチ”が入りにくい季節です。
交感神経が立ち上がるきっかけを作れず、副交感神経の影響が長引くのです。
東洋医学でみる「朝起きられない」原因
東洋医学では、この状態を**「気虚(ききょ)」や「陽気不足」**と表現します。
体を動かすエネルギーである「気」が足りず、朝に活動のエンジンがかからない状態です。
また、体を温めて動かす力である「陽気」が弱っていると、血の巡りも滞り、
- 手足の冷え
- 朝のだるさ
- むくみ
- 気分の落ち込み
といった症状も同時に出やすくなります。
さらに、肝や脾(ひ)といった臓腑の働きも関係します。
- 肝:気の流れを整える。ストレスや緊張で滞ると切り替えが悪くなる。
- 脾:食べた物をエネルギーに変える。消化不良があると朝に力が出ない。
- 腎:生命エネルギーの根。疲労が蓄積すると朝の立ち上がりが鈍る。
つまり「朝がしんどい」は、単に眠りすぎや怠けではなく、体のエネルギー循環の乱れが根底にあるのです。
体の歪みが自律神経を乱す
副交感神経は主に「脳幹」と「仙骨(骨盤の中心)」から出ています。
そのため、姿勢の崩れや骨盤の歪みがあると、神経伝達がスムーズにいかず、切り替えが滞ってしまいます。
例えば猫背姿勢では、胸が閉じて呼吸が浅くなり、酸素が十分に取り込めません。
この“浅い呼吸”が副交感神経を過剰に刺激し、「眠気」「だるさ」「集中力低下」を引き起こします。
また、骨盤の後傾姿勢(腰が丸くなる姿勢)では、内臓が下がり、血流や代謝が低下。
体内のスイッチが“休息モード”のまま固定されてしまうのです。
くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
● 骨盤矯正で自律神経の軸を整える
骨盤は自律神経の中枢が通る仙骨の保護部位。
歪みがあると、神経の流れや血流が滞り、朝の立ち上がりが鈍くなります。
当院では、強く押さずに体のバランスを見ながらソフトな矯正を行い、
仙骨の可動性を取り戻すことで、自律神経の信号が全身に届きやすい状態を作ります。
これにより、朝の体の「スイッチが入らない感覚」が少しずつ軽減されていきます。
● 猫背矯正で呼吸と姿勢を改善
背中が丸まる猫背姿勢は、胸郭を圧迫し呼吸が浅くなる原因です。
呼吸が浅いと酸素と二酸化炭素の交換が不十分になり、脳の酸素供給も低下します。
当院の猫背矯正では、胸椎・肋骨まわりを中心に筋膜をゆるめ、
自然に胸を開き、呼吸が深くできる姿勢へ導きます。
これにより交感神経と副交感神経のリズムが整いやすくなり、朝の覚醒がスムーズになるのです。
● 鍼灸施術で自律神経を穏やかに調整
鍼灸は自律神経の調整に非常に効果的です。
特に、朝に体が重い方には「百会」「風池」「太衝」「足三里」などを中心に、
気の巡りと血流を改善し、神経の過緊張や停滞を和らげます。
副交感神経のスイッチを整えるには、夜のリラックスモードを深めつつ、
朝には自然に活動モードへ移行できる**“ゆらぎ”の回復**が大切です。
当院ではその日の体調に合わせて、刺激量やツボの組み合わせを変化させ、
「眠りやすい夜」と「起きやすい朝」の両立をサポートします。
● 頭部施術で脳のリズムを整える
副交感神経のスイッチを司る「延髄」や「視床下部」は頭部にあります。
頭皮の緊張や首まわりの筋拘縮があると、ここへの血流が滞り、神経バランスが乱れます。
当院の頭部施術(ヘッドバランス調整)では、
頭皮や側頭筋、後頭部をやさしく緩めることで、脳の血流と神経伝達を整えます。
「頭がスッキリした」「目が明るくなった」「朝の目覚めが楽になった」
という声を多くいただいています。
生活の中でできるセルフケア
施術と並行して、日常の中でできる工夫も大切です。
- 朝、カーテンを開けて太陽光を浴びる(セロトニン活性)
- 朝食で温かい味噌汁やスープを摂る(内臓を温め交感神経を活性化)
- 夜はスマホやパソコンの光を控える(副交感神経を妨げない)
- 就寝前は深呼吸や軽いストレッチを行う(呼吸筋の緊張を緩和)
特に「朝がつらい人」は、“朝を作る夜”の過ごし方が鍵です。
夜に副交感神経を整えておくことで、朝の切り替えがスムーズになります。
通院の目安
- 急性期(体がしんどくて起き上がれない時期):週2回
- リハビリ期(朝の立ち上がりが少し改善してきた時期):週1回
- メンテナンス期(朝が楽に起きられるようになってきた時期):月2〜3回
体調や季節の変化に応じて調整していきます。
無理なく続けることで、自律神経のリズムが安定していきます。
予約とご案内
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者は院長ひとりのため、予約が取りづらくなっております。
体調がつらい方は、どうぞお早めにご連絡ください。
小田原市を中心に、
南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市からも多くの方がご来院されています。
まとめ
「朝、体が重くて動けない」というのは、体からの大事なサインです。
副交感神経の切り替え不良を整えることで、
心も体も「動ける朝」を取り戻すことができます。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせた総合的なアプローチで、
あなたの体に合ったリズムを再構築していきましょう。
【*効果には個人差があります】
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