はじめに
一日の終わりに「夕方になると脚が重だるい」「ふくらはぎがパンパンに張る」「靴下の跡が消えない」というお悩みは多くの方が感じています。特にデスクワークや立ち仕事の方、冷え性の方は、この時間帯の脚のだるさに悩まされやすいですよね。
この「夕方の脚のだるさ」は、単に「疲れ」ではなく、自律神経のバランスや血流循環の乱れが深く関係しています。この記事では、なぜ夕方になると脚がだるくなるのか、そのメカニズムを自律神経の視点と東洋医学の観点から詳しく解説し、さらに「骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術」での改善アプローチをお伝えします。
夕方になると脚がだるくなる原因
夕方の脚のだるさは、「血流の滞り」と「自律神経の働きの低下」が重なって起こります。特に、長時間の立位や座位で重力の影響を受け続けると、下半身に血液やリンパが滞留しやすくなります。
朝はスッキリしていたのに、夕方になると足首やふくらはぎにむくみや熱感を感じるのは、筋肉ポンプが疲労して血液を心臓に戻す力が弱まるためです。加えて、自律神経のうち「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがうまくできないと、血管の収縮・拡張が乱れ、血流が滞りやすくなります。
特にデスクワーク中は、集中している時間帯に交感神経が優位になり、末梢の血管が収縮しがちです。そのままの状態で夕方を迎えると、脚に老廃物や水分がたまりやすく、だるさや重さ、むくみが出てきます。
自律神経の乱れと脚の血流
自律神経は「体の血流コントロールセンター」です。交感神経が活発なときは血管を収縮させ、緊張状態を維持します。一方、副交感神経が優位になると血管が拡張し、リラックスモードになります。
本来であれば日中は交感神経が、夜は副交感神経が優位になります。しかし、現代人は長時間のストレスや疲労、スマホ・パソコンの過使用などで自律神経の切り替えがうまくできず、夕方にも交感神経が過剰に働き続けてしまいます。その結果、血管が収縮して血流が悪化し、脚が重く感じるのです。
さらに、姿勢の乱れ(猫背や骨盤の後傾)も血流の妨げになります。骨盤の傾きが強いと下肢の静脈還流が阻害され、ふくらはぎの血流ポンプ機能も低下してしまうのです。
東洋医学から見た「夕方の脚のだるさ」
東洋医学では、このような状態を「気血の巡りの滞り」や「脾の弱り」によるものと考えます。脾は消化吸収を司り、体に必要な「気」や「血」を生み出す源です。この脾の働きが低下すると、エネルギーが末端まで届かず、下半身の血流が滞って「脚の重だるさ」「むくみ」「倦怠感」といった症状が現れます。
また、夕方は「陽」から「陰」に切り替わる時間帯であり、この時間に自律神経がスムーズに切り替わらないと、体がうまく休息モードに移行できません。その結果、脚だけでなく全身に疲れが残るのです。
体質的には、「気虚(ききょ)」「血虚(けっきょ)」「湿滞(しつたい)」のタイプの方が、夕方の脚のだるさを感じやすい傾向があります。特に湿滞タイプは、むくみや冷えを伴いやすい特徴があります。
骨盤矯正による効果
骨盤は下半身の血流やリンパ循環の「中継点」です。骨盤が歪んでいると、大腿部から骨盤内への血液やリンパの流れが妨げられ、下半身のうっ滞が起こりやすくなります。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、骨盤の傾き・ねじれを整え、腰椎・仙骨・股関節の連動を改善します。これにより、下肢の静脈還流がスムーズになり、むくみやだるさが軽減されます。また、骨盤の安定は自律神経の中枢である仙骨周囲の血流を促し、自律神経のバランスも整いやすくなります。
猫背矯正による効果
猫背姿勢は、胸郭を圧迫して呼吸を浅くし、自律神経の切り替えを妨げます。呼吸が浅くなると、酸素供給が減少し、筋肉が硬くなって血流が悪化します。
猫背矯正を行うことで、胸郭が開き、呼吸が深くなります。深い呼吸は副交感神経を優位にし、末梢血管が拡張して脚への血流も改善します。また、姿勢改善により全身のバランスが整うことで、下半身の負担も軽減されます。
鍼灸施術による効果
鍼灸は、血流改善と自律神経の調整に非常に有効です。特に脚のだるさに関係する経絡として、「足の太陰脾経」「足の少陰腎経」「足の陽明胃経」を整えることで、下半身の循環を活性化します。
ツボで言えば、三陰交(さんいんこう)、足三里(あしさんり)、陰陵泉(いんりょうせん)、承山(しょうざん)などが有効です。これらのツボは、脚のむくみや冷え、だるさに直接作用し、血液やリンパの滞りを解消します。
さらに、鍼の刺激によって自律神経の中枢が整い、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになります。灸による温熱刺激は冷えを改善し、全身の代謝を高めます。
頭部施術による効果
頭部は自律神経の調整において非常に重要な部位です。ストレスや疲労により頭部筋膜が緊張すると、自律神経が常に興奮状態に傾きます。その結果、末端の血流が悪化し、脚のだるさにも影響します。
くろちゃん鍼灸整体院の頭部施術では、頭皮・側頭部・後頭部の筋緊張を丁寧に緩め、自律神経の興奮を鎮めてリラックス状態を作り出します。これにより、全身の血流バランスが回復し、夕方の脚の重だるさが改善されやすくなります。
通院の目安
症状の程度にもよりますが、
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
を目安に施術を受けることで、血流と自律神経のバランスを安定させていきます。継続することで再発を防ぎ、1日の終わりまで軽やかな脚で過ごせるようになります。
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