はじめに
朝、目を開けた瞬間に「乾いて痛い」「しょぼしょぼする」「目薬が手放せない」という方が増えています。特にこの季節、乾燥や睡眠の浅さ、ストレスなどが重なり、自律神経のバランスが崩れることで涙腺の働きが弱まりやすくなります。
「夜しっかり寝たのに、朝がつらい」
「スマホやパソコンのせいだと思っていたけれど、朝から乾いているのは不思議」
そんな方こそ、涙腺をコントロールする自律神経の乱れを整えることが改善のカギです。
今回は、目の乾きと自律神経の関係、そして東洋医学の観点からのアプローチを、くろちゃん鍼灸整体院の施術とともに詳しく解説します。
涙は「自律神経」によってコントロールされています
涙の分泌は、主に副交感神経の働きで促されます。
本来、副交感神経は「リラックス時」に優位になり、体を回復モードに導きます。このとき、涙腺からは自然に潤いが供給され、角膜を保護しています。
しかし、次のような生活が続くと、自律神経が乱れ、涙の分泌がうまくいかなくなります。
- 睡眠不足・浅い眠り
- 夜遅くまでスマホを見ている
- 冷暖房による乾燥した空気
- ストレスや緊張状態が続く
- 猫背・首肩のこりによる血流不足
このような状態では交感神経が優位になり、涙腺が「働くな」とブレーキをかけられたままになります。その結果、朝目が乾く、目が痛い、まぶたが重い、まばたきが減るといった症状が起こります。
東洋医学から見る「目の乾き」
東洋医学では、目は「肝(かん)」と深く関係があると考えます。
肝は「血(けつ)」を蓄え、全身に栄養を届ける働きを持ちます。特に目は「肝の華(かんのはな)」と呼ばれ、肝の状態が目の健康に直結しています。
目の乾きと関係する主な東洋医学的要因
- 肝血不足(かんけつぶそく)
血が足りず、目に潤いを送れない。夜更かしやストレス過多の人に多い。 - 陰虚火旺(いんきょかおう)
体の潤いが不足し、熱がこもるタイプ。寝汗やのぼせ、ほてりを伴うことも。 - 脾虚(ひきょ)
消化吸収力が弱く、体のエネルギーが不足して潤いを作り出せない状態。 - 気滞(きたい)
ストレスなどで「気」の流れが滞り、涙腺の働きが鈍くなるタイプ。
東洋医学では、単に「乾いた目を潤す」のではなく、肝・脾・腎・気血の流れを整え、体全体のバランスから改善していきます。
自律神経の乱れと姿勢の関係
自律神経は、首の後ろや背中、骨盤周囲の筋肉の緊張とも深く関係しています。
とくに猫背や前かがみ姿勢が続くと、首や背中の筋肉がこわばり、頸部の交感神経節が刺激され続けます。これが涙腺を支配する副交感神経の働きを妨げ、涙の分泌が低下してしまうのです。
また、デスクワークやスマホ姿勢によって胸郭が硬くなると、呼吸が浅くなり、自律神経の切り替えもスムーズにできなくなります。
くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
● 骨盤矯正
骨盤の歪みは、背骨全体のバランスを崩し、自律神経の中枢である脊髄の働きを不安定にします。
骨盤を整えることで、上半身の血流やリンパの流れがスムーズになり、頭部への循環も改善。涙腺への酸素・栄養供給が回復しやすくなります。
● 猫背矯正
胸郭を広げ、呼吸を深く整えることで、副交感神経が優位に働きやすくなります。
胸を開く姿勢は目の周囲の血流にも影響し、乾燥やかすみ目の改善にもつながります。
● 鍼灸施術
目の乾きを改善するために、以下のツボを中心に施術します。
- 攅竹(さんちく)・晴明(せいめい)・太陽(たいよう):目の周囲の血流改善
- 風池(ふうち)・完骨(かんこつ):首こり・眼精疲労を緩和
- 肝兪(かんゆ)・腎兪(じんゆ):肝腎のバランスを整える
- 三陰交(さんいんこう)・太衝(たいしょう):血流・ホルモン調整
鍼灸によって、涙腺の働きを整えるだけでなく、全身の気血の巡りを良くし、自律神経の切り替えを促進します。
● 頭部施術(ヘッドケア)
頭部の緊張をゆるめることで、脳への血流が改善されます。
副交感神経が働きやすくなり、目の乾き・まぶしさ・眼精疲労・頭痛などの同時改善が期待できます。
施術後、「目がスッと明るくなった」「朝の開きが楽になった」と感じる方が多いのも特徴です。
通院の目安
- 急性期(つらい時期):週2回
- リハビリ期(回復期):週1回
- メンテナンス期(安定期):月2〜3回
自律神経の乱れは一朝一夕では整いません。
継続的に整えることで、体のリズムが整い、朝の目の乾きだけでなく、頭痛・倦怠感・肩こり・睡眠の質の改善にもつながります。
日常生活でできるセルフケア
- 寝る前1時間はスマホを見ない
ブルーライト刺激で交感神経が優位になり、涙腺機能が低下します。 - 深呼吸を意識する
5秒吸って5秒吐く「ゆっくり呼吸」で副交感神経を働かせましょう。 - 目の温湿布
38〜40℃程度の温タオルを5分。涙腺周囲の血流改善に効果的です。 - 良質な睡眠
夜の11時〜2時は肝が血を蓄える時間。この時間帯に眠ることで潤いを補えます。
東洋医学的な食養生
涙を作る「肝」「腎」「脾」を補う食材を意識して摂りましょう。
- 肝を養う:黒豆・ほうれん草・クコの実・しじみ
- 腎を養う:黒ごま・山芋・なつめ・海藻類
- 脾を養う:さつまいも・はとむぎ・とうもろこし・もち米
飲み物なら、黒豆茶やクコ茶、とうもろこしひげ茶がおすすめです。体を温めながら潤いを補い、目の乾きにやさしく働きかけます。
まとめ
朝起きたときの目の乾きは、単なる「ドライアイ」ではなく、涙腺を支配する自律神経の乱れが関係しています。
東洋医学的にも、肝・腎・脾のバランスを整えることが大切です。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で姿勢と血流を整え、
- 猫背矯正で呼吸と神経伝達を改善し、
- 鍼灸施術で気血水のバランスを回復し、
- 頭部施術で副交感神経の働きを高めます。
朝の目の乾きに悩む方、ぜひ一度ご相談ください。
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