はじめに
「お風呂に入ると、立ち上がった瞬間にふらっとする」「湯船に浸かっている時から頭がボーっとしてくる」「温まるのは好きなのに、毎回ふらつくのが怖くてゆっくり浸かれない」
そんなお声を、この季節は特に多くいただきます。
小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市からもたくさんご来院いただいていますが、冬〜春先にかけては「入浴中や入浴後のふらつき」が本当に増えます。
そして多くの方がこう言われます。
「自律神経の問題って聞くけれど、実際にどういう仕組みで起こっているの?」
「東洋医学だとどう説明できるの?」
さらに当院では、
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、この“ふらつき体質”を根本から改善していく施術を行っています。
今回は、来院される患者さんが実際に悩まれている感覚に寄り添いながら、
なぜ「お風呂でふらつく」のか?
どうすれば改善できるのか?
を、自律神経・東洋医学の両面からじっくり解説し、施術の効果まで詳しくお伝えします。
お風呂に入るとふらつく理由|血管反応が極端になっているサイン
「温まると血管が広がる」という話は、一度は耳にしたことがある方が多いはずです。ですが、本当の問題はここからです。
■ 急激な血管の拡張
湯船に浸かると全身の血管が一気に広がり、血流が皮膚・手足に回ります。
その結果、
脳の血流が一時的に低下 → ふらつき・立ちくらみ
が起きやすくなります。
通常であれば、自律神経(交感神経)が程よく働き、
「血圧を保つために血管をキュッと締める」
という調整が自動で行われます。
しかし、
◆ストレス過多
◆冷え性
◆睡眠不足
◆姿勢不良
◆ホルモンバランスの変動
などが積み重なると、
調整が追いつかず“血圧が一瞬ストンと落ちる”状態
になってしまいます。
■ さらに立ち上がりが危険な理由
湯船から立ち上がると、
血液が一気に足のほうに落ちやすいため、
ふらつきのリスクがさらに上がります。
「頭が真っ白になる」
「目の前が暗くなる」
「倒れかけたことがある」
そんな方は、自律神経の調整能力がかなり弱っている可能性があります。
自律神経の視点から見る“入浴ふらつき”の正体
自律神経は、
◆交感神経:血管を締めて血圧を維持
◆副交感神経:血管を広げてリラックス
この2つのバランスで体をコントロールしています。
しかし、
・普段から緊張状態が続いている(交感神経が強い)
・急に副交感神経が優位になる
・血管が一気に開いてしまう
このような急変化が起こると、
自律神経は“対応しきれずに誤作動”を起こします。
● 特徴的な症状
- 入浴後のふらつき
- 立ちくらみ
- 動悸が一瞬強くなる
- 頭痛
- 吐き気
- 手足のだるさ
これらがセットで出ることも多く、
「お風呂の温度や入り方」だけでは改善できないことがほとんどです。
根本には、
姿勢・緊張・血管反応のバランス異常
が隠れています。
東洋医学から見る“入浴ふらつき”|気・血・水の乱れと臓腑の機能低下
東洋医学では、入浴時のふらつきは次のように考えられます。
● 気血が上に偏る
湯船で温まると、気と血が一気に上昇します。
すると、脳や頭部に熱が集まり、
のぼせ → ふらつき → 目の前が暗くなる
という流れが生まれます。
● 腎(じん)の弱り
腎は体の“水分調整・血圧調整”に深く関わる臓腑です。
加齢・冷え・疲労・ストレスが続くと腎の力が弱まり、
血圧調整が乱れやすくなる → 立ちくらみ
という症状が出やすくなります。
● 脾(ひ)の弱り
脾は“血液を全身に押し上げる力”を持ちます。
脾の気が弱ると、
「立ち上がると血が上に昇れない」
という状態になり、ふらつきが増えます。
● 気虚(エネルギー不足)
普段から疲れが抜けない人は、
気が不足しているため血圧調整能力も低下します。
骨盤矯正で改善する理由|血流・神経伝達・姿勢の三本柱が整う
当院では、多くの“入浴後のふらつき”の方に骨盤矯正を行うと、
「お風呂で倒れそうになる感じが減った」
「湯船に浸かるのが怖くなくなった」
という声をいただきます。
その理由は明確です。
■ ① 骨盤のゆがみが“下半身の血流ポンプ”を弱らせている
骨盤がゆがむと、大腿の筋肉や血管がねじれ、
血液がスムーズに戻りにくくなります。
温まって血管が開いた状態で血が戻らなくなるため、
立ち上がりで脳の血流が一瞬止まり、ふらつきが増える
のです。
骨盤矯正で血液循環が整うと、
入浴中の血管変化にも耐えられる体になります。
猫背矯正で改善する理由|胸郭が開き、自律神経の緊張が抜ける
猫背姿勢の方は、
◆胸郭がつぶれている
◆首が前に出ている
◆呼吸が浅い
という状態になっており、
交感神経が常に興奮しています。
温まって急に副交感神経に切り替わると、
体が対応できずにふらつきやすくなります。
猫背矯正で胸郭が開くと、
呼吸が深くなり、
自律神経の切り替えがとてもスムーズ
になります。
結果として、
「お風呂で急にボーッとする」
そんな症状が格段に減ります。
鍼灸施術で改善する理由|血管調整と気血の巡りを整える最強のアプローチ
鍼灸は、
◆血管の反応(拡張・収縮)を正常化
◆自律神経の興奮を鎮める
◆気血の巡りを整える
という効果があり、“入浴中のふらつき”に最も相性が良い施術です。
特に効果的なのは、
● 合谷(ごうこく)
● 太衝(たいしょう)
● 三陰交
● 百会(ひゃくえ)
などのツボで、
血圧調整・頭部の血流調整にとても有効です。
施術後、
「お風呂で頭がグラっとする感覚が消えました」
という方が多いのはこのためです。
頭部施術で改善する理由|脳血流と自律神経の司令塔を整える
ふらつきの根本に「脳の血流バランス」が大きく関わります。
当院の頭部施術は、
◆頭皮の緊張
◆側頭筋・後頭下筋のこわばり
◆自律神経の中枢の疲労
をほぐすため、
脳への血流が安定し、
「ふらつきがスッと消える」
「入浴後の不快感が大幅に減る」
という結果につながります。
通院ペースについて
症状の強さや体質に合わせて、以下を目安にご案内しています。
● 急性期(症状が強い時):週2回
● リハビリ期(安定してきたら):週1回
● メンテナンス期:月2〜3回
体が慣れてくると、「お風呂のふらつき」は真っ先に改善される方も多いです。
予約について
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