くろちゃん鍼灸整体院（小田原市）ブログ記事
はじめに
「夜になるとスマホを見てしまって、気づいたら眠れなくなっている…。」
そんなふうに感じていませんか？
布団に入ってからついSNSやYouTubeを開いてしまい、気がつくと頭が冴えてしまう。目は疲れているのに脳が休まらず、眠気がどこかへ消えてしまう。翌朝のだるさや集中力の低下に悩まれて、当院へ来院される方もとても多い症状です。
現代では、スマホは生活に欠かせないものになりました。しかし同時に「夜にスマホを見るだけで交感神経が刺激され、自律神経の切り替えができなくなる」という落とし穴もあります。
今回は、スマホの光や情報がなぜ眠りを妨げるのか、
東洋医学ではどのように考えるのか、
そして当院の 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 がその状態をどう整えていくのかを、患者さん目線で分かりやすくお話ししていきます。
あなたの「寝つきの悪さ」には、必ず理由があります。
そして正しいケアを行えば、ぐっすり眠れる身体は取り戻せます。
◆ 夜にスマホを見ると寝つけなくなる理由
● ブルーライトが交感神経を刺激する
スマホの画面から出る“ブルーライト”は、脳に「今は昼間ですよ」と誤認させます。
本来、夜になると副交感神経が優位になり、脳がリラックスして眠気が強まります。しかしブルーライトを浴びるとメラトニン（睡眠ホルモン）が抑制され、交感神経が興奮状態のままになります。
特に布団に入ってスマホを見る習慣がある方は、
・脳の覚醒スイッチON
・アドレナリン分泌
・心拍数上昇
・呼吸が浅くなる
・頭の中がざわざわする
という状態になりやすいのです。
● 情報過多で脳がクールダウンできない
SNSの通知、動画、広告、ニュース…。
これらの刺激は「まだ考えなきゃいけないことがある」と脳を緊張させ続けます。
東洋医学でいう “心神が乱れる” 状態です。
寝る前にスマホを見すぎると、心（しん）のエネルギーが落ち着かず、眠りの深さも質も悪くなります。
◆ 自律神経が乱れたときの典型的な症状
夜のスマホ習慣が続くと以下のような症状が出やすくなります。
- 布団に入っても目が冴えて眠れない
- 呼吸が浅く、胸がつまった感じがする
- 寝つきが悪い・途中で目が覚める
- 朝スッキリ起きられない
- だるさ・頭痛・肩こりが増える
- 情緒が不安定になりやすい
- 内臓の働きが落ち食欲不振または過食になる
これらはすべて「交感神経の過緊張」が続いているサインです。
◆ 東洋医学からみた“スマホ夜更かし”の体への影響
東洋医学では、夜は「血（けつ）」が肝（かん）に戻り身体を休める時間です。
しかし夜間のスマホによって目を酷使し、情報を取り続けると――
- 肝血の不足
- 心神の不安定
- 気の巡りの停滞
が起こりやすくなります。
● 肝は「目」と深い関係
肝は目とつながっている臓腑です。
夜に目を使いすぎると肝が疲れ、眠りの質がさらに低下していきます。
● 心（しん）が乱れると眠れない
心は精神の安定を司る臓腑で、夜スマホの情報刺激により心神が落ち着かなくなります。
結果として“布団に入ると不安や考え事が浮かぶ”という状態に陥ります。
● 交感神経の過緊張と“肝気の高ぶり”
精神的な興奮は肝の高ぶりに直結し、イライラ・集中力低下・頭痛へとつながります。
スマホの刺激は、まさに肝気が上がり交感神経が優位になる典型的なパターンです。
◆ くろちゃん鍼灸整体院での改善アプローチ
当院では、ただ「スマホを控えましょう」と言うだけではなく、
自律神経と東洋医学の両面から体のバランスを整える施術を行っています。
● 骨盤矯正：自律神経の土台を整える
骨盤は自律神経の支点です。
骨盤がゆがむと背骨のS字カーブが崩れ、迷走神経の働きが低下し、副交感神経が切り替わりにくくなります。
夜スマホによる“猫背姿勢”で骨盤が後傾している方が非常に多いため、
骨盤矯正で姿勢を整えることで副交感神経が働きやすい状態になります。
・呼吸が深くなる
・内臓の働きが戻る
・夜のリラックス感が出る
などの変化が期待できます。
● 猫背矯正：首肩の緊張を解き交感神経の興奮を抑える
スマホ姿勢で一番負担がかかるのは、首と肩です。
ここには自律神経に関わる神経や血管が多く通っています。
猫背を改善すると
- 首肩の圧迫が軽減
- 眼精疲労の軽減
- 頭の重だるさが取れる
- 脳への血流が整う
結果として「寝つきの改善」に直結します。
● 鍼灸施術：交感神経過緊張をダイレクトに鎮める
鍼灸は自律神経調整に非常に相性が良い施術です。
夜スマホで交感神経が過度に興奮している状態では
- 肩甲骨まわりの硬さ
- 眼精疲労
- 頭皮の緊張
- 呼吸の浅さ
が顕著に現れます。
経絡とツボを使い、
・副交感神経優位へ切り替え
・肝気の高ぶりを鎮め
・心神を安定
これらを目指して施術していきます。
施術後に「布団に入ったらすぐ眠れた」という声も多い症状です。
● 頭部施術（ヘッドケア）：脳の疲れをリセット
脳が休まらない状態では、どれだけ体を整えても眠りは浅くなります。
頭部の筋膜・皮膚・神経の緊張を丁寧にゆるめることで
- 情報処理の疲れが抜ける
- 目の奥の重さが軽くなる
- 呼吸が深くなる
- 心のざわざわが落ち着く
- 入眠までの時間が短くなる
という効果が期待できます。
スマホ脳疲労には必須のケアです。
◆ 通院の目安
当院では以下の頻度をおすすめしています。
- 急性期（つらさが強い時期）：週２回
- リハビリ期（症状が安定してきた時期）：週１回
- メンテナンス期（状態維持）：月２〜３回
身体は必ず良い方向へ変わっていきますので、焦らず整えていきましょう。
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