はじめに
「朝、息が白くなるほど冷え込んだ日って、なぜか喉が急にヒリッと痛くなる…」
「風邪じゃないと思うけど、寒い日に限って喉がつらい…」
そんなお声、冬の小田原市・南足柄市・開成町・秦野市・中井町・大井松田町にお住まいの患者さんから本当に多く寄せられています。
実はこれ、“寒さで喉の粘膜の働きが落ちること”と “自律神経の緊張” が大きく関係しています。
特に息が白くなるような外気温の低下は、喉の奥の「繊毛(せんもう)」という細かい毛の動きを極端に弱らせます。繊毛は、ほこり・ウイルス・菌を外へ運び出す大事な防御システム。その働きが落ちることで、喉が乾燥しやすくなり、神経がむき出しの状態になり、痛みを感じやすくなるのです。
そしてもうひとつ大きいのが、自律神経の乱れ。冬は気温差と乾燥で交感神経が過剰に働きやすく、喉の血流がさらに低下します。
その結果、
「息が白いほど寒い日=喉の粘膜の防御力が一気に落ちる日」
となり、痛みやすさがグッと高まるのです。
今日はこのメカニズムから、東洋医学的な視点、そしてくろちゃん鍼灸整体院で行っている施術(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術)がどのように喉の痛みを根本改善に導くのかを、わかりやすくお伝えしていきます。
寒い季節を少しでも快適に過ごせるよう、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
息が白くなるほど寒いと、なぜ喉が痛くなるのか?
◆原因①:喉の「繊毛運動」が寒さで一気に弱る
喉の表面には、細い毛のような「繊毛」がびっしり生えています。
この繊毛は、
・異物を外へ運び出す
・粘膜を守る
・風邪や菌の侵入を防ぐ
といった、とても大事な役割を担う防御部隊です。
しかし、外気温が急に下がると、この繊毛の動きがストップしてしまいます。
特に息が白くなる温度帯では、
「繊毛がほとんど動かない=喉の防御力がゼロに近づく」
状態になります。
防御力が落ちると、
・空気中の乾燥
・ホコリ
・気流による刺激
・ちょっとした細菌
これらが粘膜にダイレクトに触れてしまい、急な痛みやヒリつきを感じます。
◆原因②:寒さの刺激で交感神経が過剰反応
息が白くなる寒さは、身体にとっては軽いストレス刺激。
すると「交感神経」が一気に優位になります。
交感神経が働きすぎると、
・喉周りの血流が低下
・粘膜のうるおいが奪われる
・繊毛の修復スピードが落ちる
・神経の感受性が高くなる
こうした変化が積み重なり、
**「喉がヒリヒリ・チクチク・すぐ痛い」**状態を生みます。
◆原因③:口呼吸になりやすく粘膜が乾く
寒い日ほど口呼吸になりやすいという特徴があります。
理由は…
・鼻の中の空気が冷たいと痛い
・マスクを外した瞬間に冷気が流れ込む
・無意識に息を大きく吸い込む
など。
口呼吸は、喉へ直接冷気が当たるため、
粘膜が一気に乾燥 → 神経が刺激されて痛む
という悪循環を生みます。
自律神経の観点からみる「寒さと喉の痛み」
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り立ちます。
冬の寒さは交感神経を刺激しやすく、身体は守りのモードに入り血管がキュッと締まります。
このとき喉の粘膜にも微細な血管があるため、血流が落ち、防御力が下がり、痛みが出やすくなるのです。
さらに、乾燥によって粘膜分泌を司る副交感神経の働きが弱り、粘膜が乾燥しやすくなります。
つまり冬は、
「交感神経が過剰」+「副交感神経が不足」
という二重のアンバランスが起こりやすい季節です。
このアンバランスを整えることが、喉の痛みを根本から改善するための重要なポイントとなります。
東洋医学でみる「息が白くなる日の喉の痛み」
東洋医学では、冬の喉の痛みは主に以下の概念で説明されます。
◆①「寒邪(かんじゃ)」が体表に侵入する
寒邪とは、身体を冷やし流れを滞らせる外的ストレス。
寒邪が喉に侵入すると、
・気の巡りが悪くなる
・津液(うるおい)が奪われる
・防御力(衛気)が弱る
という変化が起こります。
その結果、喉の粘膜が乾きやすく痛みが出ると考えます。
◆②「肺」の機能が弱ると喉トラブルが増える
東洋医学で「肺」は呼吸だけでなく、
・粘膜のうるおい
・体表の防御力
を司る臓とされています。
寒さや乾燥で肺の働きが弱ると、喉が熱っぽくなったり、逆に乾燥して痛んだり、異物感を感じやすくなります。
◆③「気血の巡り」が滞ることで痛みが増える
寒さは血流の停滞=「瘀血(おけつ)」を生みます。
喉の深部で小さな血流障害が起きると、
ヒリヒリ・チクチクなどの痛みが強くなります。
くろちゃん鍼灸整体院での施術
~喉の痛みを根本から整えるアプローチ~
息が白いほど寒い日の喉の痛みは、喉そのものだけをケアしても改善しにくいケースがとても多いです。
そこで当院では、身体の巡り・自律神経・姿勢をトータルで整える施術を行っています。
◆① 骨盤矯正 — 体幹の巡りを整え、呼吸の質を改善
骨盤がゆがむと、横隔膜の動きが低下し呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いほど喉への負担が増えるため、骨盤矯正で体幹の巡りを整えることが重要です。
骨盤矯正により、
・呼吸の深さが改善
・体幹の緊張が緩和
・血流が全身に巡りやすくなる
結果として、喉の粘膜への血流回復が促され、繊毛の働きも戻りやすくなります。
◆② 猫背矯正 — 首・喉の緊張を取り、粘膜の回復力UP
猫背姿勢になると、
・首が前に出る
・喉周囲の筋肉が硬くなる
・気道が狭くなる
という問題が生まれ、喉の粘膜が余計に乾燥します。
猫背矯正を行うことで、
・首〜胸郭の緊張が緩む
・深い呼吸ができる
・喉の粘膜への血流が改善
という変化が起こり、痛みの出にくい状態へ整えられます。
◆③ 鍼灸施術 — 自律神経を整え、粘膜の防御力を回復
鍼灸は「肺」「気血」「寒邪」の調整を得意とする施術です。
鍼灸により、
・喉〜胸郭の血流改善
・交感神経の過緊張を緩和
・副交感神経を高めて粘膜分泌を促進
・乾燥しやすい体質を改善
こうした作用が期待できます。
特に寒さで繊毛が弱った状態では、鍼灸で血流を回復させることで防御力が戻り、痛みの軽減が早く感じられる方も多いです。
◆④ 頭部施術(ドライヘッド) — 神経疲労を取り喉の過敏さを改善
頭部施術は、自律神経の中枢である脳の疲労回復に直結します。
・交感神経の興奮を落ち着かせる
・呼吸が深くなる
・首〜喉への血流が良くなる
・慢性的な喉の過敏が改善
など、喉の痛みと非常に相性のよいアプローチです。
「寒い朝になると必ず喉が痛い…」という方は、頭部施術を取り入れることで症状が大きく変わりやすい傾向があります。
通院の目安
喉の痛みの改善は、粘膜や自律神経の回復スピードに左右されます。
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス:月2〜3回
寒さが続く冬は、体調を崩しやすい時期でもありますので、痛みが軽減してからもメンテナンス通院をおすすめしています。
予約について
当院は LINE・ホームページにて24時間予約受付中 です。
施術者が1人のため、予約が大変取りづらくなっております。
「喉が痛い…」「寒い日に症状が強くなる…」と感じたら、お早めにご連絡ください。
【*効果には個人差があります】
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
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