はじめに
私たちの体は常に熱を生み出しながら活動しています。特に脳は膨大なエネルギーを消費し、その代謝の副産物として熱を発生させています。本来であれば脳は血流や呼吸を通じて放熱し、一定の温度を保つ仕組みを持っています。しかし猛暑や体温上昇時には、この放熱の仕組みが詰まり、脳からの熱放出が通常より30%以上減少することが知られています。結果として脳に熱がこもり、神経伝達が遅れ、集中力や思考力の維持が難しくなるのです。
本記事では、
- 脳の放熱メカニズムと高温下での変化
- 自律神経の関与
- 東洋医学的な「熱」の捉え方
- くろちゃん鍼灸整体院での施術による改善方法
について詳しくご紹介します。
1. 脳の放熱メカニズムと高温時の変化
1-1 脳は熱をどう逃がしているのか
脳は主に血流を介して熱を放出します。冷却された血液が脳へ流入し、余分な熱を全身へ拡散することでバランスを取っています。加えて呼吸や発汗も全身の体温調整に寄与しています。
1-2 高温環境で放熱が詰まる
猛暑や運動時には体温が上昇し、血液が皮膚表面へ優先的に回されます。その結果、脳への冷却血流が不足し、脳深部の温度が0.5〜1.0℃上昇します。わずかな上昇でも神経伝達物質の効率が低下し、思考や判断に影響を及ぼします。
1-3 放熱低下の数値的インパクト
研究によると、脳温が39℃を超えると認知機能が20〜30%低下するとされ、40℃に近づくと意識の混濁や判断力の著しい低下が起こります。これが「脳のオーバーヒート」と呼ばれる状態です。
2. 自律神経からみた熱と集中力の関係
2-1 自律神経の働き
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、体温調節・血流調整・発汗などをコントロールしています。外気温や体内の温度変化を敏感に察知し、熱の放散を促す指令を出しています。
2-2 高温による自律神経の乱れ
体温が高くなると交感神経が過剰に働き、血管の収縮や発汗の異常が起こります。本来なら放熱すべき血液がうまく循環せず、結果として脳内の熱がこもりやすくなります。
2-3 集中力への影響
自律神経が乱れると、脳への酸素供給や神経伝達の効率も低下し、集中力が続かない・記憶力が落ちるといった症状が出てきます。これが夏場に「頭がぼんやりする」「考えがまとまらない」と感じる大きな原因です。
3. 東洋医学からみた「熱と放散」の概念
東洋医学では、体内の熱や水分のバランスを「気・血・津液」の流れとして捉えます。
- 熱がこもる状態=実熱
- 熱を逃がせず体力を消耗する状態=虚熱
と分類されます。脳に熱がこもるのは「心火上炎」「肝火上昇」と表現され、動悸・イライラ・頭痛・不眠などを伴うことがあります。
また、湿気や水分代謝の滞りによって熱が体内に閉じ込められる「湿熱」も集中力低下や倦怠感の要因とされます。
4. くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
脳にこもる熱と自律神経の乱れを整えるために、当院では以下の施術を組み合わせています。
4-1 骨盤矯正
骨盤が歪むと全身の血流が滞り、放熱機能が低下します。骨盤矯正により血流の通り道を整え、熱の循環を改善します。
4-2 猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなります。酸素不足は脳の放熱効率を下げるため、猫背矯正で姿勢を正すことにより深い呼吸と放熱促進を図ります。
4-3 鍼灸施術
ツボ(経穴)を刺激することで「気血の流れ」を改善し、余分な熱を散らします。特に「百会」「風池」「大椎」などの経穴は、頭部の熱を和らげる効果が期待できます。
4-4 頭部施術
頭皮や側頭部を緩めることで血流とリンパの流れを促進し、脳の熱がこもる状態を軽減します。
5. 通院の目安
- 急性期:週2回
強い頭の重さ・集中力低下が続く場合は集中的に整えます。 - リハビリ期:週1回
症状の改善を確認しつつ、自律神経と血流の安定を図ります。 - メンテナンス期:月2〜3回
再発予防や季節変化への対応として継続的にケアします。
6. ご予約方法
当院では LINE公式アカウント または ホームページ から24時間ご予約が可能です。施術者は一人のため、予約が取りづらくなる場合がございます。体調に不安を感じたら、お早めにご連絡ください。
まとめ
脳の放熱が30%低下すると、神経伝達が鈍り、集中力の維持が困難になります。自律神経の乱れや東洋医学でいう「熱邪」が関与し、夏場の体調不良や頭の重だるさの原因となります。くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせ、脳にこもる熱を解消し、集中力を取り戻すお手伝いをしています。
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