はじめに
「暑いのに汗が出ない」「体が熱くてしんどいのに、汗をかけなくて余計につらい」——そんな経験をされたことはありませんか?
本来、人間の体は体温を一定に保つために、暑ければ汗をかいて体を冷やし、寒ければ汗を抑えて熱を逃がさない仕組みを持っています。その大切な調整役をしているのが 自律神経 です。
しかし、この自律神経の働きが乱れると、体が熱を逃がすために必要な汗を出せなくなり、体に熱がこもってしまうことがあります。東洋医学でも「汗」はとても重要な意味を持ち、気・血・津液(体の水分)との関わりが深いとされています。
この記事では、「汗が出ない状態」がなぜ起こるのか、自律神経や東洋医学の視点から解説し、当院で行っている 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 がどのように役立つのかを詳しくご紹介します。
汗が出ないのはなぜ?〜自律神経の仕組み〜
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、体を常に環境に合わせて調整しています。
- 交感神経 … 活動モード。血管を収縮させたり、心拍数を上げたりする。暑いときには汗腺を刺激し発汗を促す。
- 副交感神経 … 休息モード。体をリラックスさせ、消化や回復を担当。発汗を抑制する方向に働く。
このバランスが崩れると、汗腺への指令が滞り、汗が出なくなるのです。特に交感神経が弱ってしまうと「汗をかけない状態(無汗症)」に近づきます。
東洋医学から見る「汗が出ない」状態
東洋医学では「汗」は 津液(しんえき) と呼ばれる体内の水分が変化したもの。気・血・津液の巡りにより汗が適度に出るのが健康な状態です。
汗が出ないときに考えられる代表的な証
- 気虚(ききょ) … 体を動かすエネルギーが不足し、汗をかく力も弱い。疲れやすく倦怠感が強い。
- 陰虚(いんきょ) … 体の潤いが不足し、熱がこもるが発汗で放散できない。顔や体がほてる。
- 瘀血(おけつ) … 血の巡りが悪く、熱や老廃物がこもる。顔色が暗く、冷えとほてりが混在する。
つまり「汗が出ない=体の中に熱や老廃物がこもりやすい」状態なのです。
汗が出ないことで起こる症状
- 熱中症にかかりやすい
- 体がだるく回復が遅い
- 顔や頭に熱がこもり頭痛やのぼせ
- 冷えと熱さが同居するアンバランス
こうした状態は、日常生活の質を大きく下げる原因となります。
当院のアプローチ
1. 骨盤矯正
骨盤の歪みは自律神経の出発点である脊髄神経の働きを妨げます。骨盤矯正により神経伝達をスムーズにし、汗腺への指令が正常化しやすくなります。
2. 猫背矯正
猫背は胸郭の動きを制限し、呼吸が浅くなります。酸素不足は自律神経の乱れを助長するため、姿勢を正すことで呼吸が深くなり、発汗調整も改善に向かいます。
3. 鍼灸施術
東洋医学では、発汗に関わる経絡(特に肺経・心経・腎経)に鍼灸を行うことで、気血水の流れを整えます。自律神経の中枢に働きかけ、体温調整機能を高めます。
4. 頭部施術
頭部への優しい刺激は、副交感神経を適切に働かせつつ、交感神経のバランスを整えます。のぼせや熱感を落ち着かせ、自然な発汗を促す効果が期待できます。
通院の目安
- 急性期(つらい時期) … 週2回
- リハビリ期(改善途中) … 週1回
- メンテナンス期(安定維持) … 月2〜3回
継続的なケアで、自律神経のリズムが整いやすくなります。
ご予約について
当院では LINE・ホームページから24時間予約受付中 です。
施術者は1人のため、予約が埋まりやすくなっております。ぜひお早めにご連絡ください。
まとめ
「汗が出ない」というのは単なる体質ではなく、体が出している大切なサインです。自律神経と東洋医学の両方の観点から整えていくことで、体は本来のリズムを取り戻していきます。
「最近汗が出なくてしんどい」「体に熱がこもってつらい」と感じている方は、ぜひ くろちゃん鍼灸整体院 にご相談ください。
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE



コメント