はじめに
「最近、目が乾いてシパシパする」「まばたきしても潤わない」「パソコンやスマホを見るとすぐに痛くなる」——そんなお悩み、増えています。
多くの方が「ドライアイ」と考えますが、実はその背景には自律神経の乱れが深く関わっていることをご存じでしょうか。
涙は単なる「水分」ではなく、目の表面を守る大切なバリア。そこには交感神経と副交感神経という自律神経の調整が密接に働いており、そのバランスが崩れると「涙の質」と「量」の両方が変化します。
今回は、くろちゃん鍼灸整体院(小田原市)で多くの患者さんが訴える「目の乾きと自律神経の関係」について、東洋医学の視点を交えながら詳しくお伝えします。
目が乾くのは涙腺の働きを司る自律神経が乱れているから
涙の分泌は副交感神経が主導しています。
しかし、ストレス・長時間の緊張・夜更かし・姿勢の悪さ・エアコン環境などが続くと、交感神経が優位に傾き、副交感神経が働きにくくなります。
その結果——
- 涙腺の活動が低下し、涙の分泌量が減る
- 目の表面が乾燥し、シパシパとした刺激感が出る
- 乾燥を防ごうとまばたきが増え、眼精疲労につながる
- 目の炎症(ドライアイ症状)が進みやすくなる
つまり、涙そのものの問題ではなく、「涙を出す神経のスイッチ」が入りづらくなっているのです。
東洋医学で見る「目の乾き」——肝と血の不足
東洋医学では、目の働きは「肝(かん)」が深く関係していると考えます。
肝は血を貯蔵し、必要に応じて全身に巡らせる働きを持ち、目の潤いはこの「肝血(かんけつ)」によって養われています。
そのため、肝血が不足したり、気の巡りが滞ったりすると、目の乾き・視力低下・目の疲れ・充血などが現れます。
特に以下のような体質の方は、目の乾燥が起こりやすい傾向があります。
- 肝血虚タイプ:疲れやすく、立ちくらみ・爪が割れやすい・目が乾く
- 肝気鬱タイプ:ストレスで胸が詰まる・ため息が多い・目の奥が重い
- 陰虚火旺タイプ:寝不足・のぼせ・ほてり・顔の赤み・目の乾燥
これらはいずれも、自律神経のアンバランスが根底にあり、肝や血の働きが乱れている状態です。
現代生活が自律神経と涙腺に与える負担
目の乾きを訴える方の多くは、仕事や生活の中で次のような共通点があります。
- 長時間のデスクワークやスマホ使用
- 休憩を取らずに集中しすぎる
- 睡眠時間が短い
- 冷暖房の風が直接あたる環境
- 姿勢が悪く、首・肩まわりが常に緊張している
これらはすべて交感神経を刺激し、目の周囲の血流低下・涙腺への神経伝達の低下を招きます。
涙は血液から作られるため、血行が悪くなると涙の質も悪化し、乾きやすくなるという悪循環に陥ります。
骨盤矯正で全身の血流と神経伝達を整える
一見、目の乾きと骨盤は関係なさそうですが、実は非常に深い繋がりがあります。
骨盤は体の中心にあり、自律神経の中枢である仙骨神経や骨盤内血管が密集しています。
この部分の歪みや筋緊張が強いと、自律神経の働きが乱れ、全身の血流にも影響します。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、
- 骨盤の傾きやねじれを整える
- 骨盤内の血流を改善する
- 自律神経の伝達経路をスムーズにする
- 首・頭部への血流も回復させる
といったアプローチにより、涙腺を支配する神経系のバランス回復を促します。
目だけでなく、肩こり・冷え・生理痛などの自律神経由来の不調も一緒に軽減していくことができます。
猫背矯正で目の疲れと神経の圧迫を解放する
猫背の姿勢は、首から肩、背中にかけての筋肉を硬直させます。
この状態が続くと、首の自律神経(星状神経節)を圧迫し、目への血流と神経信号が弱まるのです。
くろちゃん鍼灸整体院の猫背矯正では、
- 頸椎の前方傾きを修正
- 胸を開き、呼吸を深くする
- 交感神経の過剰な緊張を緩め、副交感神経を優位に導く
といった施術で、体幹から整えることで目の乾きを改善へ導きます。
「施術後に視界が明るくなった」「パソコン作業が楽になった」といった声も多くいただいています。
鍼灸施術で涙腺と肝の働きを調える
鍼灸は、東洋医学の根幹でもある「気・血・水」の流れを整える施術です。
目の乾きに対しては、特に以下のようなツボを活用します。
- 太衝(たいしょう):肝の気を流してイライラや眼精疲労を鎮める
- 風池(ふうち):首の緊張を緩め、自律神経を安定させる
- 睛明(せいめい)・攅竹(さんちく):目周辺の血流を促進し、涙腺の働きを活性化
- 合谷(ごうこく):自律神経の調整とストレス緩和
これらを組み合わせ、体全体の「巡り」を取り戻すことで、目の潤いを保つ力を高めます。
鍼灸の刺激は脳に直接届き、副交感神経の働きを促進するため、涙の質と量の改善が期待できます。
頭部施術で交感神経の興奮を鎮める
目の乾燥が強い方の多くは、頭皮がカチカチに固くなっています。
これはストレスや緊張により、交感神経が常に働いているサインです。
くろちゃん鍼灸整体院では、頭部施術を通して、
- 頭皮・側頭部・後頭部の筋緊張を丁寧にほぐす
- 脳への血流を促し、副交感神経を優位に導く
- 涙腺・唾液腺などの分泌器官の働きを自然に戻す
といった効果を狙います。
施術後は「頭が軽くなった」「目がうるおった」「眠れるようになった」といった実感の声が多く、心身のリラックスを深める大切なケアです。
通院の目安
症状の段階に応じて、次のような通院ペースをおすすめしています。
- 急性期:週2回(体のバランスと神経の働きを取り戻す時期)
- リハビリ期:週1回(涙腺や自律神経の安定を定着させる)
- メンテナンス期:月2〜3回(再発予防と体調維持のため)
※症状の重さや生活環境により個人差があります。
日常生活でできるセルフケア
- まばたきを意識して増やす
集中作業中は1分間に4回ほどしか瞬きをしないことも。意識的にゆっくり閉じて開けるだけで潤いが戻ります。 - 蒸しタオルで目を温める
血流が良くなり、涙腺の働きが活性化します。夜のリラックスタイムにおすすめ。 - 水分をこまめに摂る
体内の水分量が減ると涙の分泌も減ります。冷たい水より常温水を少しずつ。 - スマホやPCの距離を保つ
目と画面の距離は40cm以上、1時間に1回は休憩を入れるようにしましょう。 - 猫背を改善して首を伸ばす
姿勢が整うだけで、自律神経のバランスが回復しやすくなります。
まとめ
「目の乾き」は単なる眼精疲労ではなく、自律神経の乱れが引き起こす全身のサインです。
東洋医学でいえば、肝の働きや血の巡りの低下によって目が潤わなくなる状態。
ストレス・姿勢・睡眠・環境など、生活の中で少しずつ溜まったバランスの崩れが、涙腺の働きを抑えてしまうのです。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を通じて、体全体の流れを整えながら自然な涙の循環を取り戻していきます。
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