〜活動過多による熱はシナプス効率を低下させ、思考力を鈍らせる〜
はじめに
現代社会では、仕事や勉強、情報処理などで脳を酷使する場面が多くあります。脳は体重の2%程度の臓器でありながら、全身のエネルギーの約20%を消費すると言われています。その活動に伴って必ず「熱」が生まれ、代謝が増加すると「脳温(脳の温度)」が上昇します。実はこの脳温が適切にコントロールされないと、シナプス効率が低下し、思考力や集中力が落ちる原因となるのです。
本記事では、脳温上昇の仕組み、自律神経による調整、東洋医学的な視点を解説しながら、当院で行っている 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 がどのように脳の働きを助けるのかを詳しくご紹介します。
神経活動で生まれる「熱」のメカニズム
脳の神経細胞は、情報をやり取りする際に「活動電位」という電気信号を発生させます。この活動電位が頻発すると、イオンの出入りやATP(エネルギー分子)の分解が活発になり、その副産物として熱が生じます。
- 情報処理が増える → ATP消費増加 → 脳内で熱産生
- 脳の深部温度は通常 38.5℃前後 が平均ですが、過活動状態では 40℃近く まで上昇することもあります。
この「数度の差」が脳の働きに大きな影響を与えるのです。
脳温が上がると起こる変化
- シナプス効率の低下
高温状態では神経伝達物質の放出や受容体の働きが鈍り、思考のスピードが遅くなります。 - 判断力・集中力の低下
40℃近くまで脳温が上がると、記憶力や意思決定の正確性が数%単位で落ちると報告されています。 - 自律神経の乱れ
脳温の上昇は視床下部の体温調節中枢に負担をかけ、交感神経優位に傾き、動悸・発汗異常・不眠などを引き起こします。
自律神経の役割と脳温調整
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスをとることで体温や血流を調整しています。
- 交感神経優位 → 脳の活動は高まるが熱もこもる
- 副交感神経優位 → 休息・修復が進み、放熱が促される
脳温が上がり続けると交感神経が過剰に働き、身体は常に「緊張モード」になってしまいます。これが慢性的な疲労や頭痛、不眠の原因になるのです。
東洋医学からみる「脳温上昇」
東洋医学では「熱邪(ねつじゃ)」や「気の滞り」が脳の働きを妨げると考えます。
- 肝の過剰な熱 → イライラ・頭痛・不眠
- 心の熱 → 動悸・不安・浅い眠り
- 脾胃の湿熱 → 思考の重さ・集中力低下
- 腎の陰虚 → 頭部の熱感・耳鳴り・倦怠感
つまり、脳のオーバーヒートは「気血津液のバランスの乱れ」と捉えることができ、鍼灸や整体による全身調整で改善が期待できます。
当院の施術効果
1. 骨盤矯正
骨盤が歪むと全身の血流が滞り、脳への酸素供給も低下します。骨盤を整えることで下半身から心臓への血流がスムーズになり、結果的に脳温の過剰上昇を防ぎます。
2. 猫背矯正
猫背姿勢は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなります。酸素供給不足は脳温の上昇を助長するため、姿勢矯正で呼吸が深まり、脳のクールダウンにつながります。
3. 鍼灸施術
経穴(ツボ)刺激により自律神経を調整し、交感神経の過緊張を和らげます。特に 百会・風池・合谷 などは頭部の熱を散らす効果が期待できます。
4. 頭部施術
頭皮や側頭筋の緊張をほぐすことで脳血流が改善し、こもった熱を逃しやすくします。眼精疲労や不眠にも効果的です。
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
定期的な施術により、自律神経と脳の熱バランスが安定し、思考力や集中力の維持に役立ちます。
ご予約について
当院は LINE・ホームページから24時間予約可能 です。
施術者は1名のため予約が埋まりやすく、早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
脳の活動過多による熱は、思考力や自律神経の働きを低下させる大きな要因です。西洋医学的には「脳温上昇によるシナプス効率の低下」、東洋医学的には「熱邪や気の滞り」として説明できます。くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせて、脳と体のバランスを整えるお手伝いをしています。
脳が疲れて思考が鈍っている、集中できない、眠れないといったお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
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