秋バテ後の食欲不振の原因

―副交感神経が働かず、消化器官がうまく動かないときに―

はじめに

夏が終わり、朝晩が涼しくなってきたのに「なぜか食欲が出ない…」と感じていませんか？
暑さでバテていた身体は涼しさにホッとするはずなのに、実際には「食べられない」「胃が重い」「お腹が空かない」といった声が、秋に入ると当院にも増えてきます。

これは秋バテと呼ばれる、夏の疲労が秋まで尾を引いてしまった状態であり、その背景には**自律神経の乱れが深く関わっています。
特に、食欲や消化をつかさどる副交感神経**の働きが鈍ってしまうと、胃腸の動きが低下し、食べたいのに食べられない状態が続いてしまうのです。

この記事では、秋バテ後に起こる食欲不振のメカニズムを、自律神経の視点と**東洋医学の視点からわかりやすく解説します。
さらに、くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術**がどのように自律神経を整え、食欲を取り戻すサポートになるのかもご紹介します。

自律神経は、私たちの意思とは関係なく体をコントロールしている神経で、

という2つがシーソーのようにバランスを取りながら働いています。

夏は、強い日差し・高温・冷房などで身体にとても大きなストレスがかかっています。
そのため交感神経が常に優位になり、血管は収縮、消化器官の働きは抑えられがちです。

本来、涼しくなる秋には副交感神経が優位になって、胃腸も活発になってくるはず。
ところが秋バテでは、交感神経優位の状態が長引き、副交感神経に切り替えられず、

といった食欲不振につながってしまうのです。

東洋医学では、消化吸収を担うのは「脾」の働きと考えられています。
脾が元気だと食べ物を「気血」に変え、全身にエネルギーを送ることができます。

夏に冷たいものを多く摂ったり、湿気で汗が出にくかったりすると、脾がダメージを受けます。
脾が弱ると「食欲不振・倦怠感・軟便」などが出やすくなります。

秋は乾燥が強まる季節。乾燥は体液（津液）を奪い、消化にも悪影響を及ぼします。
夏の疲れが抜けきらないまま秋の乾燥にさらされることで、**脾虚（ひきょ）**という状態になりやすく、結果として食欲が低下してしまいます。

骨盤は身体の中心であり、姿勢と内臓機能を支えています。
骨盤が歪むと自律神経が通る背骨にもねじれが生じ、副交感神経の働きが低下しやすくなります。
骨盤矯正で姿勢を整えることで、自律神経のバランスが取りやすくなり、内臓の働きが活発化します。

猫背は胸を圧迫して呼吸を浅くし、交感神経を優位にしてしまいます。
猫背矯正で胸郭を広げると呼吸が深まり、副交感神経が優位になりやすくなります。
結果として、胃腸への血流も増えて消化機能が高まり、自然とお腹が空く感覚が戻ってきます。

鍼灸医学では、胃腸機能を高める経穴（ツボ）に鍼やお灸を行うことで、脾の働きを助け、胃腸の動きを改善します。
また、鍼灸刺激は副交感神経を優位にする効果が科学的にも報告されており、
自律神経を整え、心身をリラックスさせることで食欲を自然に取り戻せるようになります。

頭部の筋緊張が強いと、脳が常に緊張状態にあり、交感神経優位になりやすくなります。
当院の頭部施術では、頭皮・側頭部・後頭部の緊張をやさしく緩めることで脳の興奮を鎮め、
副交感神経を優位に切り替えるサポートを行っています。

当院では**LINEやホームページから24時間いつでも予約受付中**です。
施術者が1人のため、予約が取りづらくなっておりますのでお早めにご連絡ください。

秋バテ後の食欲不振は、自律神経の切り替え不良と脾の機能低下が大きな原因です。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術で自律神経を整え、消化機能を回復させることで、
少しずつ「お腹が空いたな」「美味しそうだな」と感じられるようになっていきます。

秋の美味しい食べ物を心から楽しむためにも、今のうちに体を整えておきましょう。

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