耳がこもる感じがする|自律神経の圧調整が乱れています

自律神経 体の歪み 痛み

(くろちゃん鍼灸整体院)


はじめに

「なんだか耳がこもる感じがして、周りの音が聞こえづらい」「飛行機に乗った時みたいな圧迫感が続く」「自分の声だけ響いて気持ち悪い」
そんなお悩みを抱えて来院される方が、冬から春にかけて一気に増えていきます。

実はこの“耳がこもる感じ”は、耳そのものの病気だけでなく、自律神経の圧調整(圧のコントロール)が乱れているサインとしてとても多い症状です。

特に
・気温差
・気圧の急な変化
・ストレスや疲労
・姿勢の崩れ
・肩首まわりの筋緊張
などが重なると、耳の奥にある「圧調整システム」が一気に乱れ、音の聞こえ方が急に変わってしまいます。

この記事では、あなたが感じている
「耳がこもる・詰まる・自分の声が響く・圧迫感が続く」
といったつらさが、なぜ自律神経で起こるのか、そして東洋医学の視点ではどう捉えるのかを、やさしい言葉で丁寧に解説していきます。

さらに、当院で行っている
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術
がこの症状にどう役立つのか、改善の流れと通院ペースまでまとめています。

「ずっと耳がこもって不快」「病院で異常はなかったのに続いている」
そんな方のヒントになれば幸いです。


耳がこもる感じは、自律神経の“圧調整”が乱れているサイン

「耳がこもる」という感覚は、医学的にはよく 耳閉感(じへいかん) と呼ばれます。
多くの人が「耳そのものの病気かな?」と考えますが、実は 自律神経の乱れによる圧のコントロール障害で起きるケースが非常に多いのです。

■ 耳の圧は“自律神経”がコントロールしている

耳の奥には「耳管(じかん)」という細い管があり、ここが外気圧と内耳の圧を調整してくれています。
この耳管は、自律神経の影響を強く受けます。

交感神経が過緊張 → 耳管がぎゅっと狭くなる
副交感神経が不足 → 耳が開きにくい

その結果、

  • こもる
  • 詰まる
  • 音が遠く感じる
  • 自分の声だけ響く
  • 気圧が抜けない

といった不快感につながります。

■ 冬や寒暖差の強い時期に多い理由

冬〜春にかけては、
・寒さで血管が縮む
・肩首が固まりやすい
・呼吸が浅くなる
・自律神経が交感神経優位になりやすい
といった条件が重なり、耳の圧調整がうまく働かない方が急増します。

「風邪じゃないのに耳が変」「気圧の変化で悪化する」
という方は、ほぼ自律神経の関与があります。


東洋医学では“気”と“水”の巡りが滞ったサイン

耳の症状は東洋医学では 腎・肝・三焦(さんしょう) が深く関わるとされます。

特に耳がこもる感覚は、次の3つの乱れが代表的です。

■(1)腎の弱り —「耳」は腎の開竅(かいきょう)

腎は生命力の源であり、耳と深いつながりがあります。
腎が弱ると、耳の“気の巡り”が低下し、圧が抜けにくくなると考えられています。

腎が弱ると起こりやすい症状

  • 耳のつまり
  • めまい
  • 冷え
  • 筋肉のこわばり
  • 気力の低下

冬は特に腎が弱りやすい季節のため、耳閉感が増えるのも納得です。

■(2)肝の滞り — ストレスで耳の調整が乱れる

肝は自律神経のバランスと深く関わります。
ストレス・怒り・不安が続くことで肝気が滞り、耳周囲の血流が低下してこもった感じが出やすくなります。

肝の乱れで起こる症状

  • 耳鳴り
  • 圧迫感
  • 頭痛
  • イライラ
  • 眠りが浅い

■(3)三焦(サンショウ)の気滞 —「水の巡り」が滞る

三焦は体内の“水の流れ”を調整する役割を持ちます。
ここが滞ると、耳の中の水分バランスが乱れ、詰まるような不快感を生みます。

水分代謝が悪い人は、
・天気で左右される
・湿気で悪化する
・むくみやすい
という特徴があります。


なぜ姿勢の崩れが“耳のこもり”をさらに悪化させるのか?

デスクワーク・スマホ時間が長い現代では、
猫背・巻き肩・首前傾姿勢 が強くなり、耳の圧調整が乱れやすい体になっています。

■ 首の筋緊張が耳管を通じて圧に影響する

耳管の周囲には細かい筋肉が存在し、
首・顎・側頭部の筋肉が硬くなると耳管の動きも悪くなります。

代表的なのは

  • 胸鎖乳突筋
  • 僧帽筋
  • 咬筋(噛む筋肉)
  • 側頭筋

これらが固まると、耳の奥で「抜けない」「こもる」感覚が続きます。

■ 姿勢の崩れ → 呼吸が浅くなる → 自律神経の圧調整が乱れる

呼吸が浅いと、副交感神経が働きにくくなり、耳管が開きにくくなります。

つまり
姿勢と呼吸の乱れは、耳のこもりを確実に悪化させる のです。


くろちゃん鍼灸整体院の施術が“耳のこもり”に効果的な理由

ここからは、当院の4つの施術がどう耳閉感の改善に役立つのかを、専門的かつ分かりやすく説明します。


① 骨盤矯正 — 全身の自律神経の“軸”を整える

骨盤は全身のバランスの中心であり、自律神経の働きと大きく関わります。
骨盤がゆがむと、背骨の湾曲バランスが崩れ、背骨に沿って走る自律神経が乱れやすくなります。

● 骨盤矯正が耳のこもりに効く理由

  • 自律神経の切り替えがスムーズになる
  • 上半身の緊張が抜け、耳管の動きが楽になる
  • 呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすくなる

「骨盤と耳?」と意外に思う方も多いですが、身体はすべてつながっており、骨盤の安定は耳の圧調整にまで影響します。


② 猫背矯正 — 首肩の緊張をゆるめ“耳管の動き”を改善

耳の圧調整のカギを握るのは、実は
首・肩・顎まわりの筋肉の柔らかさ です。

猫背が続くと

  • 頭部が前に出る
  • 首の筋肉が常に緊張
  • 耳管の周囲が圧迫される

この状態では、耳のこもりは自然には良くなりません。

● 猫背矯正で期待できる変化

  • 頭の位置が戻り、耳管への負担が軽減
  • 首の過緊張が取れて圧が抜けやすくなる
  • 呼吸がしやすくなることで副交感神経が働く

姿勢改善は、耳閉感の根本改善に欠かせない施術です。


③ 鍼灸施術 — 自律神経の圧調整を“直接整える”アプローチ

鍼灸は、自律神経の調整に非常に相性が良い施術です。

耳のこもりに関連するツボとして

  • 耳周囲のツボ(翳風・聴宮・聴会)
  • 肩首のツボ(天柱・風池・完骨)
  • 自律神経を整えるツボ(内関・足三里・太衝)
  • 水分代謝を促すツボ(三焦経のツボ)

などがあります。

● 鍼灸がもたらす変化

  • 耳管周囲の筋肉を緩める
  • 頭部の血流改善
  • 自律神経の切り替えを助ける
  • 気圧変化に強い体質づくり
  • 東洋医学的に“腎・肝・三焦”の働きを整える

「耳に刺すの?」と質問されることが多いですが、耳以外の施術でしっかり改善していくことができますのでご安心ください。


④ 頭部施術(ドライヘッド) — 頭の緊張を緩めて“音の通り道”を整える

耳閉感のある方の多くは、頭皮・側頭部・咬筋が強くこわばっています。

頭部施術では

  • 側頭筋
  • 咬筋
  • 後頭下筋群
  • 頭皮全体
    を丁寧にゆるめ、耳周囲の血流と圧調整を改善していきます。

● 頭部施術の効果

  • 耳の圧迫感がスッと抜けやすくなる
  • 音の響きが軽減
  • 呼吸が深まり、自律神経が整う
  • 首肩の力みが取れやすくなる

鍼灸と組み合わせることで、より高い改善が期待できる施術です。


通院の目安

急性期(つらい時期)
→ 週2回
耳の圧が抜けやすい状態をまず作ることが重要です。

リハビリ期(再発予防・体質改善期)
→ 週1回
姿勢・呼吸・自律神経が安定してきます。

メンテナンス期(良い状態のキープ)
→ 月2〜3回
気圧変化の多い季節でもこもり感が出にくくなります。


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こんにちは!【くろちゃん鍼灸整体院】院長の黒柳です!自律神経の乱れは体や頭骸骨が歪んでいて体への指令と体温調節が上手くいっていない方がほとんどです! 体のチェックから、メンテナンスまで当院で院長が検査から施術まで行います! お体の不調を教えてください!全力でサポート致します!
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