はじめに
「最近、頭皮がキュッと締まる感じがして痛い…」
「頭頂部がパツパツに張るような違和感がある」
「シャンプーするときに頭皮が動きづらい」
こんなお悩み、1月〜2月の寒い時期や、ストレスが強くかかる時期にとても増えます。
実際に来院される患者さんからも
「肩や首がこると頭皮まで突っ張る」
「仕事のストレスが強いと頭皮の緊張が抜けない」
「寝つきが悪い日が続くと頭皮が痛くなる」
という声を多くいただきます。
結論からいうと、**頭皮が突っ張る最大の理由は “交感神経の緊張”**です。
ストレス・冷え・姿勢の乱れなどで交感神経が過剰に働くと、
頭を覆っている薄い筋膜（帽状腱膜）がギュッと引き締まり、
頭皮全体が突っ張ってしまうのです。
さらに東洋医学では、頭皮の突っ張りは
- 気血の巡りの低下
- 肝（かん）の緊張
- 気滞（きたい：気の流れの停滞）
- 上熱（じょうねつ：頭部に熱がこもる）
といった状態が背景にあると考えられています。
この記事では、つらい“頭皮の突っ張り”がなぜ起こるのか、
そしてくろちゃん鍼灸整体院（小田原市）で行う
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術が
どのように改善へ導くのかを、丁寧にわかりやすく解説していきます。
どうぞ、あなたの体調と照らし合わせながらお読みください。
頭皮が突っ張る原因｜交感神経の働きすぎが9割
頭皮にはたくさんの血管・神経・筋膜が張り巡らされています。
その中でも、頭頂部を覆う「帽状腱膜（ぼうじょうけんまく）」が硬くなると、
頭皮全体が引っ張られて突っ張る感覚が強くなります。
では、なぜその筋膜が固まるのでしょうか？
① ストレスで交感神経が興奮する
不安・緊張・仕事のプレッシャーなどのストレスが続くと、
自律神経のうち“交感神経”が優位になります。
交感神経は本来、戦うとき・頑張るときに働く神経。
働きすぎると、筋肉や筋膜がギュッと硬くなります。
特に頭皮の筋膜は薄いので、ストレスの影響をかなり受けやすいのです。
● ストレス → 交感神経興奮
→ 頭皮の血管収縮
→ 筋膜が固まり突っ張る
という流れで症状が強くなります。
② 冷えによる血行不良
冬や寒暖差の大きい日には、血管が強く収縮します。
頭皮への血流が少なくなると筋膜の柔軟性が失われ、
パツッと張りつめたような感覚が出てきます。
特に
- 頭皮がカチカチ
- 手足が冷える
- お風呂に入ると頭皮が緩む
こんな方は「冷え＋交感神経緊張」の影響が強いです。
③ 姿勢の崩れ（猫背・巻き肩）で頭皮の膜が引っ張られる
現代人に最も多い原因です。
長時間のスマホ・パソコン姿勢で
- 首が前へ出る
- 肩が内巻きになる
- 背中が丸くなる
こうした姿勢になると、後頭部〜頭頂部につながる筋膜が常に引っ張られ、
頭皮が突っ張ったまま戻りにくくなります。
肩こり・首の緊張・頭痛も同時に出やすいタイプです。
④ 寝不足で頭皮の回復が追いつかない
寝不足＝副交感神経が働けない状態です。
副交感神経が働かないと、筋膜の修復が遅れて硬さが残りやすくなります。
- 夜更かし気味
- 夢を多く見る
- 寝てもスッキリしない
こんな方は、頭皮の突っ張りと同時に “脳疲労” も蓄積している可能性が高いです。
東洋医学でみる「頭皮の突っ張り」
東洋医学では、頭皮の突っ張りは主に次のようなバランスの乱れと考えます。
① 気滞（きたい）｜気の流れが止まる
ストレスが溜まると、気の動きが悪くなり頭部に停滞します。
この「気滞」が起こると、頭皮の重だるさ・突っ張り感・頭痛が出やすくなります。
② 肝の高まり（肝気上逆）｜イライラ・緊張の影響
“肝”は自律神経と深く関わる臓腑。
イライラ・焦り・精神的な負荷が続くと、肝の気が上に昇り、
頭に熱が上がって筋膜が硬くなりやすくなります。
③ 気血の巡り不足｜冷え・疲労で頭皮が硬くなる
気（エネルギー）と血（栄養）が頭部に足りないと、
筋膜に潤いがなくなり、乾燥して硬くなります。
特に
- 冷え性
- 貧血気味
- 疲れやすい
といった方に多く見られます。
当院の施術がどう効果を発揮するのか？
ここからは、くろちゃん鍼灸整体院の4つの施術が
なぜ“頭皮の突っ張り”に効果的なのかを詳しく説明します。
① 骨盤矯正｜全身の自律神経バランスを整える土台づくり
骨盤が歪むと、背骨のカーブが乱れ、
その結果、首の角度・頭の位置が変わり、頭皮の筋膜が引っ張られ続けます。
● 骨盤矯正で期待できる変化
- 首・肩・背中の緊張が緩む
- 頭の位置が正しく戻る
- 頭皮にかかる膜のストレスが減る
- 自律神経のバランスが整う
骨盤を整えることで、頭皮だけでなく全身の筋膜の流れが正常になり、
突っ張り感の根本改善につながります。
② 猫背矯正｜後頭部〜頭頂部に続く筋膜の緊張を解消
猫背は「頭皮の突っ張り」を悪化させる最大の姿勢要因です。
猫背矯正では
- 巻き肩
- 首が前に出る姿勢
- 背中の丸まり
を丁寧に整えて、頭皮につながる筋膜ラインの負荷を軽減します。
● 改善後の変化
- 後頭部の重さが軽くなる
- 頭頂部の突っ張りが和らぐ
- 肩こり・首こりも同時に改善
- 呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすくなる
姿勢が変わると、一気に頭皮の硬さが緩んでいきます。
③ 鍼灸施術｜交感神経の興奮を鎮め、頭皮の血流を戻す
鍼灸は、自律神経の調整に非常に効果的です。
● 鍼をすることで
- 交感神経の興奮が落ち着く
- 血管が広がり、頭皮に血が巡る
- 筋膜の緊張がゆるむ
- 頭を覆う膜「帽状腱膜」の硬さが改善する
さらに、東洋医学では鍼灸で
- 気滞の改善
- 肝気の調整
- 上熱の鎮静
が可能です。
「施術後に頭が軽くなった」「頭皮が柔らかく動く」という声が多い理由は、
鍼灸が直接的に筋膜と自律神経へ働きかけるためです。
④ 頭部施術（ドライヘッド・頭皮調整）｜直接頭皮を緩める即効アプローチ
当院で人気の施術です。
- 帽状腱膜
- 側頭筋
- 後頭下筋群
など、頭皮を覆う組織にやさしくアプローチし、
突っ張っている筋膜をゆるめていきます。
● 期待できる効果
- 頭皮が柔らかく動くようになる
- 圧迫感や突っ張り感が軽減
- 脳疲労が抜けてスッキリ
- 眠りの質が上がる
特にストレス由来の頭皮緊張には、
頭部施術が最も早く体感しやすい施術法です。
通院の目安
症状の強さと自律神経の乱れ具合によりますが、
当院では次のような通院ペースをおすすめしています。
- 急性期｜週2回
強く突っ張る・痛みが出る・睡眠の質が悪い時期 - リハビリ期｜週1回
筋膜がほぐれ、姿勢と自律神経の安定を定着させる時期 - メンテナンス期｜月2〜3回
再発防止・季節変動（寒暖差、気圧）に備える時期
頭皮はストレスと姿勢の影響を受けやすいので、
継続ケアが最も効果につながります。
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