はじめに
「1月になると、なんだか気持ちが落ち込みやすい…」「普段なら気にしないことが妙にネガティブに感じてしまう…」
そんな相談が、毎年この時期になると一気に増えてきます。
実はこれ、性格の問題でも忍耐力の問題でもなく、“自律神経の季節性疲労”が深く関わっています。
年末年始の疲れ・生活リズムの乱れ・気温差・仕事の再開によるストレスなどが重なり、脳が処理しきれなくなると、副交感神経の働きが落ち込み、心が“休めない状態”に入ってしまうのです。
今回の記事では、
- なぜ1月にネガティブ思考が強くなるのか
- 自律神経と脳疲労の関係
- 東洋医学から見た1月特有の心身の乱れ
- 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどんな効果をもたらすのか
- どう通院すると改善が早いのか
これらを **患者さんが読んで安心できる“話し言葉”**で詳しく説明します。
■ なぜ1月はネガティブになりやすいのか
「気持ちの問題じゃないの？」と思われがちですが、じつは身体的な理由がはっきりあります。
● ① 冬の寒さで交感神経が強く働きすぎる
寒さは身体にとって立派なストレスです。
体温を守ろうとして自律神経のうち交感神経が過敏に働き続けるため、
- 落ち着かない
- 呼吸が浅くなる
- 眠りが浅くなる
- 脳の休息が不足する
こうした状態が続き、結果として「思考の悲観化（ネガティブ化）」が起こります。
● ② 年末年始の疲労が“遅れて”1月に襲ってくる
12月は、どうしても無理を重ねがち。
- 忘年会や食事の乱れ
- 睡眠不足
- 大掃除
- 仕事の締め切りラッシュ
- 生活リズムの崩れ
これらが一気に蓄積し、年明けに交感神経の過緊張がドッと押し寄せます。
いわば、
「脳のスタミナ切れ」
が1月に起きるのです。
● ③ 仕事や学校が再開して“気持ちが切り替わらない”
休み明けは、自律神経のリズムがまだ冬モードで整っていません。
本来なら副交感神経が夜しっかり回復させてくれるはずですが、脳疲労が強いと回復力が低下。
その結果…
- 朝から気分が重い
- やる気がでない
- 小さなことで落ち込みやすい
という状態になりやすいのです。
■ 自律神経の乱れでネガティブ思考になる“メカニズム”
ここを理解すると、「あ、私が悪いんじゃなかったんだ」とスッと気持ちが軽くなります。
● ① 交感神経が強いと脳が“危険優先モード”になる
交感神経が高い＝いつでも戦える緊張状態。
すると脳は “不安” を優先して処理するようになります。
- できていることより、できていないことに目がいく
- 悪い想像をしてしまう
- 物事を悲観的に受け止める
- 必要以上に慎重になり行動できない
これらは自律神経の生理的反応です。
● ② 副交感神経が弱いと心の回復が追いつかない
副交感神経が働かないと、脳が十分に休めません。
脳が休息不足になると…
- 気力が湧かない
- 考えがまとまらない
- ストレス耐性が落ちる
- 心が刺激に敏感になる
こうした状態が続き、ネガティブ思考が固定されやすくなります。
■ 東洋医学から見た「1月のネガティブ思考」
東洋医学では、冬は“腎（じん）”が弱りやすい季節とされます。
腎は「生命エネルギーの源」とされ、ここが弱ると
- 気力が出ない
- 不安になりやすい
- 考えすぎる
- 夜に頭が冴える
- 朝がつらい
といった症状が現れます。
さらに、腎は「恐れ」や「不安」と結びつきやすく、
腎虚 → 心が敏感 → 思考がネガティブ化
という流れになりやすいのです。
寒さが厳しい1月は特に腎への負担が大きく、
冷え・疲れ・睡眠不足が重なると、自律神経の不調と一致してネガティブ思考が強く出ます。
■ 施術でどう変わる？
くろちゃん鍼灸整体院の
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術（ヘッド施術）
は、この「脳疲労 × 自律神経の乱れ」を多角的に整えるのが特徴です。
以下、それぞれの効果を“患者さん視点でわかりやすく”説明します。
■ 骨盤矯正の効果
骨盤は自律神経が走る中枢（背骨）を支える土台です。
骨盤がゆがむと背骨のねじれが強くなり、
- 自律神経の切り替えがうまくいかない
- 呼吸が浅くなる
- 血流が悪くなる
- 脳が休みにくくなる
といった不調につながります。
骨盤が整うと
- 下半身の血流が改善
- 内臓の位置が整い、腸の動きが改善
- 呼吸が深くなり副交感神経が働きやすくなる
- 寒さに強くなる
→ 結果として
ネガティブ思考の原因である「脳の疲れ」が回復しやすくなります。
■ 猫背矯正の効果
猫背は冬に特に悪化します。
肩をすぼめ、首を前に出す姿勢が長く続くと、
- 首こり
- 肩こり
- 呼吸の浅さ
- 頭への血流低下
これらが一気に強くなり、脳に十分な酸素が届かなくなります。
酸素不足の脳はストレスに過敏で、ネガティブな情報を優先してしまいます。
猫背矯正を行うと…
- 胸がひらき呼吸が深くなる
- 交感神経の緊張が下がり、副交感神経が働き始める
- 頭の重さやモヤモヤがスッキリする
- 気持ちの切り替えがしやすくなる
1月の「なんとなく気分が沈む…」という方ほど、猫背矯正の効果を実感しやすいです。
■ 鍼灸施術の効果
東洋医学の観点からも、自律神経の乱れ・腎虚・脳疲労には鍼灸が非常に適しています。
鍼灸により、
- 交感神経の過緊張をやわらげる
- 副交感神経を高める
- 体の芯の冷えを改善
- 血の巡りを良くする
- 背中・首・頭のこわばりを緩める
これらが同時に整います。
また、ツボには
精神安定（安神）
疲労回復（補気）
腎を補う（補腎）
などの働きを持つポイントが多数あります。
「朝から気が重い」「気持ちが沈みやすい」
こうした症状ほど鍼灸の効果がしっかり現れます。
■ 頭部施術（ヘッド施術）の効果
脳疲労には“頭の施術”が最も直接的に効きます。
頭の筋膜・皮膚の緊張は、自律神経の緊張とほぼリンクしています。
頭部施術により、
- 脳の血流が改善
- 頭の圧迫感や重さが軽減
- 思考がクリアになる
- 夜に副交感神経が働きやすくなる
すると、
「深い睡眠 → 副交感神経の回復 → ネガティブ思考の改善」
という良い循環が始まります。
冬の疲労・ストレスが溜まりやすい患者さんは、頭部施術の後に
「視界が明るくなった」
「気持ちが軽い」
と実感されることがとても多いです。
■ 通院ペースについて
症状の強さに合わせて以下のペースをおすすめしています。
- 急性期：週2回（脳疲労・冷え・不眠が強い時期）
- リハビリ期：週1回（体の反応が良くなってくる頃）
- メンテナンス：月2〜3回（安定した状態を維持）
冬の不調は「よくなったと思ったらぶり返す」ことが非常に多いため、継続することで予防力も高まります。
■ 予約について
LINE・ホームページから 24時間予約受付中 です。
当院は施術者が1人のため、予約が取りづらい状況が続いております。
特に 1月〜3月は自律神経の相談が急増 しますので、
お早めのご連絡をお願いいたします。
【＊効果には個人差があります】
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