はじめに
9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」と呼ばれる五節句のひとつです。古来より菊の花を用いて不老長寿を祈る行事として親しまれてきました。この時期は、夏から秋へと季節が大きく変わるタイミングでもあり、体調を崩しやすい時期でもあります。
西洋医学的には「気温変化・気圧変化・自律神経の乱れ」が起こりやすく、東洋医学的には「陽気の収斂と陰気の増加」によって五臓六腑のバランスが変化しやすい時期です。この記事では、重陽の節句に合わせた体の変化を西洋医学・東洋医学の両面から詳しく解説し、食事・セルフケア・整体鍼灸でのサポートについてご紹介します。
西洋医学的に見た9月9日前後の体の変化
1. 自律神経の乱れ
秋の入り口は朝晩と日中の気温差が大きくなり、体温調節を担う自律神経が過剰に働きます。交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、以下のような不調が出やすくなります。
- 倦怠感、頭痛
- 睡眠の質の低下
- 消化不良や食欲不振
- 動悸や息苦しさ
2. 免疫バランスの変化
夏の疲れを引きずって免疫機能が低下しやすく、風邪や感染症にも注意が必要です。特に呼吸器系の症状が出やすい時期といえます。
3. 血流とホルモンの影響
気温差と日照時間の減少により、血管収縮が増え血流が停滞しやすくなります。セロトニンやメラトニンといったホルモン分泌のリズムも変化し、気分の落ち込みや睡眠の乱れに影響します。
東洋医学的に見た9月9日前後の体の変化
1. 陰陽転換の季節
東洋医学では、秋は「陽気が収まり陰気が増える」季節とされます。夏に外へ放散していた熱と気が内側に収束し始めるため、体の深部に「熱こもり」や「気滞」が起こりやすくなります。
2. 肺と大腸の弱り
秋は「肺」と「大腸」が影響を受けやすい季節です。乾燥によって皮膚のかゆみ、喉の渇き、便秘や下痢といった症状が出やすくなります。
3. 菊花(きっか)と養生
重陽の節句では「菊の花」を用いて邪気を祓う習慣がありました。東洋医学でも菊花は清熱・解毒・目や頭をすっきりさせる効能を持ち、季節の変わり目に非常に適した養生食材です。
食べると良いもの(養生食)
西洋医学的視点
- ビタミンC・Eが豊富な食材(柿・柑橘・ほうれん草):免疫力を維持
- 良質なたんぱく質(豆類・魚・鶏肉):回復力を高める
- 発酵食品(納豆・味噌・ヨーグルト):腸内環境改善
東洋医学的視点
- 菊花茶:目の疲れ・頭痛・イライラに効果
- 梨:肺を潤し、咳・のどの渇きに良い
- 里芋・さつまいも:脾胃を補い消化を助ける
- 黒豆・胡麻:腎を養い老化防止
セルフケアで意識したいこと
- 呼吸を整える:胸を開き深い呼吸を意識
- 軽い運動:ウォーキングやストレッチで血流を改善
- 入浴:ぬるめのお湯で副交感神経を優位に
- 睡眠リズム:早寝早起きを心がけ、自律神経を安定させる
当院の施術による効果
骨盤矯正
季節の変わり目で乱れやすい姿勢を整えることで、血流改善と自律神経の安定をサポート。内臓の働きも整い、胃腸の不調にも良い影響を与えます。
猫背矯正
胸郭が開き呼吸が深くなり、肺の機能が高まります。秋の乾燥による咳や倦怠感を和らげる効果があります。
鍼灸施術
- 鍼:肺経・大腸経・脾経を調整し、気血の流れを改善
- 灸:お腹や腰を温めて脾胃を補い、冷えや消化不良を防ぐ
頭部施術
頭皮の緊張を緩め、眼精疲労や頭痛、睡眠の質を改善。菊花の効能とも共鳴するように「頭をすっきりさせる」ケアです。
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス:月2〜3回
当院は LINE・ホームページから24時間予約受付中。
施術者1人で対応しているため、予約が埋まりやすくなっております。お早めのご連絡をおすすめします。
まとめ
重陽の節句は、古来より「長寿と健康」を祈る日として大切にされてきました。西洋医学的にも東洋医学的にも、季節の変わり目に自律神経や五臓六腑の調整が必要な時期です。食養生やセルフケアに加え、整体・鍼灸施術を組み合わせることで、体の内外からバランスを整え、健やかな秋を迎える準備を整えましょう。
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