はじめに
秋の空気が心地よく感じる季節ですが、一方で「なんとなく気分が落ち込む」「やる気が出ない」「朝起きるのがつらい」と感じる方も多くいらっしゃいます。患者さんの中には「秋になると毎年気分が沈むんです」とお話しされる方も少なくありません。実はこれ、自律神経のバランスや脳内のセロトニン不足が関わっている可能性があるのです。さらに、東洋医学的な観点でも「秋は肺や心の働きが弱まりやすく、気分の変化が出やすい季節」とされてきました。
今回の記事では、「秋の季節感で気分が落ち込む ― セロトニン不足と自律神経」というテーマで、自律神経とセロトニンの関係、東洋医学から見た秋の体と心の特徴、そして当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように気分の落ち込み改善に役立つのかを、分かりやすくお伝えしていきます。
秋と気分の落ち込み ― セロトニン不足の仕組み
日照時間の減少とセロトニン低下
秋になると日が短くなり、日照時間が少なくなります。太陽光を浴びる時間が減ることで脳内の「セロトニン」という神経伝達物質が減少しやすくなります。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分の安定、やる気の維持、ストレス耐性に深く関わっています。そのため、セロトニンが不足すると「憂うつ」「不安」「気力がわかない」といった症状が現れやすくなるのです。
自律神経との関連
セロトニンは自律神経の調整にも欠かせません。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、これらのバランスが崩れると、体のリズムが乱れます。セロトニンが不足すると自律神経の切り替えがスムーズにいかなくなり、「日中ボーッとする」「夜眠れない」「朝から疲れている」という悪循環につながります。
東洋医学から見る「秋の気分の落ち込み」
秋は「肺」と「心」に影響が出やすい季節
東洋医学では秋は「乾燥」と関わりが深く、特に「肺」の働きが弱まりやすいとされます。肺は呼吸だけでなく、気を巡らせる大切な役割を担っており、肺の不調は気分の落ち込みや悲しみとして現れることがあります。また、心のエネルギーが不足すると精神面で不安定になりやすく、憂うつ感につながります。
気・血・水のバランスの乱れ
秋は気温差も激しく、体の中の「気・血・水」の巡りが乱れがちです。特に「気」が滞ると気分が沈みやすくなり、「血」が不足すると脳への栄養が行き渡らず、考えがまとまらない、集中できないといった症状が出やすくなります。
当院の施術と改善へのアプローチ
① 骨盤矯正
骨盤の歪みは全身の血流や神経伝達に影響します。骨盤を整えることで自律神経の働きが安定しやすくなり、下半身の血流が改善することで冷えや倦怠感が和らぎます。結果としてセロトニン分泌にも良い影響を与え、気分の落ち込みが改善されやすくなります。
② 猫背矯正
猫背の姿勢は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなりやすい状態をつくります。呼吸が浅いと酸素不足になり、脳内でのセロトニン合成が低下してしまいます。当院では姿勢を整え、深い呼吸ができるように調整することで、リラックス神経(副交感神経)の働きを助けます。
③ 鍼灸施術
鍼やお灸は東洋医学的に「気血の巡り」を改善し、心身のバランスを整える効果があります。特に「百会(ひゃくえ)」「内関(ないかん)」「神門(しんもん)」といったツボは気分の落ち込みや不安感を和らげる効果が期待できます。さらに、自律神経の中枢に働きかけることで、セロトニン分泌を促すサポートとなります。
④ 頭部施術
頭部への優しい刺激は脳の血流を促進し、リラックス効果を高めます。現代では「ドライヘッドスパ」に近い感覚で受けていただけますが、当院の頭部施術は自律神経を整えることを目的として行っています。脳疲労が和らぐことで、セロトニンの働きも回復し、気分の安定につながります。
通院の目安
- 急性期:週2回の施術で集中的に心身を整える
- リハビリ期:週1回で回復を定着させる
- メンテナンス期:月2〜3回で季節の変化にも対応できる体を維持
ご予約について
当院では LINE・ホームページから24時間予約受付中 です。
ただし施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。
お早めのご連絡をおすすめいたします!
まとめ
秋の気分の落ち込みは、セロトニン不足や自律神経の乱れが深く関わっており、東洋医学でも秋特有の体と心の不調として説明されています。放っておくと症状が長引くこともありますが、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術によって心身を整えることで、穏やかな秋を過ごせるようになります。
「最近気分が沈みがち…」「秋になると元気が出ない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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