はじめに
「最近、夜になってもなかなか寝つけない…」「眠りが浅くて朝がつらい」
そんな声が、秋になると一気に増えてきます。
夏の暑さがようやく落ち着き、過ごしやすくなるはずの季節。
それなのに「眠れない夜」が続くと、体も心もじわじわと疲弊していきます。
秋の夜の不眠は、単なる「季節の変わり目のせい」だけではありません。
その背景には、自律神経の乱れと「メラトニン」という睡眠ホルモンの低下が深く関係しているのです。
今回は、くろちゃん鍼灸整体院が
「秋の夜に眠れない方」に向けて、
現代医学と東洋医学の両面から原因を解説し、
さらに骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の効果について詳しくお話しします。
秋の夜に眠れない理由 ― メラトニンと自律神経の関係
1. メラトニンとは?
メラトニンは「夜の眠りを誘うホルモン」と呼ばれ、脳の松果体から分泌されます。
太陽の光を浴びることで昼間に分泌が抑えられ、
暗くなると分泌が増えて自然と眠くなるように設計されています。
しかし秋は、日照時間が一気に短くなるため、
「体が昼夜のリズムをうまく切り替えられない」ことが多くなります。
特に、昼間に屋内で過ごす時間が長い方は、
十分に日光を浴びないまま夜を迎えるため、メラトニンのリズムが崩れてしまいます。
その結果、
- 寝つきが悪い
 - 夜中に何度も目が覚める
 - 朝になっても疲れが抜けない
という状態が続いてしまうのです。 
2. 自律神経が乱れる秋の特徴
秋は気温・気圧・湿度が大きく変化します。
この変動が「交感神経」と「副交感神経」のバランスを乱します。
昼間に活動を支える交感神経が優位なまま夜を迎えると、
体は「まだ昼間」と勘違いしてしまい、心拍数が高く、筋肉も緊張状態のまま。
リラックスして眠りに入るための副交感神経の働きが抑えられ、結果として不眠につながります。
さらに、秋は乾燥によって呼吸が浅くなり、酸素が不足気味に。
この軽い低酸素状態も、脳の休息を妨げる大きな要因です。
3. 「眠れない夜」が続くとどうなる?
眠れない日が続くと、
・集中力や判断力の低下
・免疫力の低下
・ホルモンバランスの乱れ
・肩こり・頭痛・動悸などの自律神経症状
・心の不安やイライラ
といった全身のトラブルが出てきます。
つまり「眠れない」というのは体のサイン。
「休みたいのに休めない」状態を、体が訴えているのです。
東洋医学からみた「秋の不眠」
東洋医学では、秋は「肺」と「心」に影響が出やすい季節とされています。
- 肺は乾燥に弱く、呼吸のリズムと気の流れを司る。
 - 心は血と精神(神)を司り、心神が安らぐことで眠りが得られる。
 
乾燥や気温の急変で肺の働きが乱れると、呼吸が浅くなり、気の循環が滞ります。
同時に、心の血流が不足して神が落ち着かなくなり、「心神不安」と呼ばれる状態になります。
この「心神不安」は、まさに「眠れない夜」を引き起こす典型的な状態です。
4. 東洋医学での主なパターン
(1)陰虚(いんきょ)
体の潤いが不足して、夜に熱がこもりやすくなるタイプ。
「寝つけない」「夜にのぼせる」「口や喉が乾く」などが特徴です。
(2)肝気鬱結(かんきうっけつ)
ストレスや感情の抑圧によって、気の巡りが悪くなるタイプ。
「ため息が多い」「胸が重い」「夢が多い」などの症状が出ます。
(3)心脾両虚(しんぴりょうきょ)
疲労や心配ごとが多く、気血が不足して心を養えないタイプ。
「考えすぎて眠れない」「動悸」「食欲低下」が特徴です。
くろちゃん鍼灸整体院のアプローチ
骨盤矯正 ― 自律神経の基礎バランスを整える
骨盤は体の中心であり、交感神経と副交感神経の切り替えに大きく関与します。
骨盤が歪むと、背骨を通る神経の伝達が乱れ、睡眠リズムが崩れやすくなります。
当院の骨盤矯正では、
呼吸に合わせた優しい手技で骨盤の傾きとねじれを整え、
神経伝達をスムーズにします。
骨盤が安定することで、
内臓の位置も正しくなり、呼吸も深くなり、
結果的に「副交感神経が働きやすい体」へ導きます。
猫背矯正 ― 胸郭の解放で呼吸を深く
猫背姿勢は、首や肩の筋肉を緊張させ、呼吸を浅くします。
浅い呼吸は酸素不足を招き、脳を常に緊張状態に置いてしまいます。
当院の猫背矯正では、
背中から胸郭、肩甲骨周囲をじっくりほぐし、胸を開くように整えます。
これにより、深呼吸ができるようになり、
夜になると自然と副交感神経が優位に。
「呼吸が深くなると、眠りも深くなる」——この感覚を体感していただけます。
鍼灸施術 ― メラトニンと自律神経の調律
鍼灸は、自律神経を整えるのに最も効果的な施術の一つです。
特に「百会」「神門」「内関」「三陰交」「太衝」などのツボを組み合わせ、
体のリズムを整えながら、自然な眠りへ導きます。
さらに、鍼刺激によってセロトニン分泌が促進され、
夜になるとそのセロトニンがメラトニンに変換されることで、
睡眠リズムが改善されていきます。
慢性的な不眠でお悩みの方でも、
数回の施術で「夜の寝つきが良くなった」「夜中に起きなくなった」と感じる方が多くいらっしゃいます。
頭部施術 ― 脳の休息スイッチを押す
自律神経の中枢は脳幹にあります。
頭の筋膜や頭皮の緊張が続くと、脳は常に緊張状態となり、眠る準備ができません。
当院の頭部施術では、
後頭部・側頭部・前頭部を優しくほぐし、
脳内血流とリンパの流れを促します。
脳がリラックスモードに切り替わると、
心拍数や呼吸数が自然と落ち着き、
「頭が静かになる」「考えすぎが減る」と実感される方が多いです。
通院の目安と回復ステップ
| 期間 | 頻度 | 内容 | 
|---|---|---|
| 急性期 | 週2回 | 不眠・緊張の緩和とリズム回復 | 
| リハビリ期 | 週1回 | 自律神経の安定化と姿勢・呼吸の再教育 | 
| メンテナンス期 | 月2〜3回 | 季節の変わり目のケア・予防施術 | 
症状の強さや生活リズムに合わせて、
一人ひとりに最適なペースを提案しています。
日常生活でできるセルフケア
- 朝の光を浴びる
メラトニンのリズムをリセットします。 - 夜はスマホの光を避ける
ブルーライトが眠りのホルモンを抑えます。 - 湯船に15分ほど浸かる
体温の上昇と下降のリズムが眠りを誘います。 - 呼吸を深く意識する
副交感神経を働かせる最も手軽な方法です。 
最後に ― 秋の夜を「眠れる夜」に戻そう
「眠れない夜」が続くと、心も体も少しずつ疲れていきます。
でも、あなたの体が本来持っている“眠る力”を取り戻すことはできます。
そのためには、
骨格・筋肉・神経・東洋医学のすべてをバランスよく整えることが大切です。
くろちゃん鍼灸整体院では、
あなたの「夜の静けさ」を取り戻すお手伝いをしています。
ご予約・お問い合わせ
- 急性期は週2回、リハビリ期は週1回、メンテナンスは月2〜3回が目安です。
 - 予約はLINE・ホームページで24時間受付中!
 - 施術者は1人のため、予約が取りづらくなっております。お早めにご連絡ください。
 
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