胸のあたりが熱く感じる原因は？｜小田原市のくろちゃん鍼灸整体院が解説 | くろちゃん鍼灸整体院　自律神経　頭痛　歪み専門

はじめに

「胸のあたりがじんわり熱い」「胸の内側がカッと熱を持つように感じる」そんな違和感を訴える方が増えています。病院の検査では異常が見つからないのに、胸の不快感や息苦しさ、動悸のような感覚が続く──その背景には、自律神経の“血流調節エラー”が隠れていることがあります。

くろちゃん鍼灸整体院では、このような「胸の熱感」や「息苦しさ」に悩む方の多くが、自律神経の乱れによって血管が過剰に拡張し、血流が一時的に胸部に集中している状態を確認しています。この記事では、自律神経の仕組み、東洋医学的な見方、そして当院での施術による改善アプローチを分かりやすくご紹介します。

胸が熱く感じるのはなぜ？｜自律神経の誤作動

胸の熱感は、実際に体温が上昇しているのではなく、自律神経の誤作動によって血流が局所的に偏ることで起こります。特にストレスや緊張、不安などの精神的負担がかかると、交感神経が優位になり、心拍数や血圧を上げて身体を“戦闘モード”に切り替えます。

その後、副交感神経への切り替えがうまくいかないと、血管の拡張・収縮リズムが乱れ、胸の周囲に血液が集まりすぎて“熱っぽさ”を感じてしまうのです。いわば、脳が「熱を出すスイッチ」を入れっぱなしにしている状態です。

よくある併発症状

息苦しさ、胸の圧迫感
動悸・脈が速い
手足の冷え（血流が胸部に集中するため）
頭ののぼせ、顔のほてり
夜眠れない・寝つきが悪い

これらはすべて、自律神経が過剰反応しているサインです。

東洋医学からみた「胸の熱感」

東洋医学では、「胸のあたりが熱い」症状は気血の滞りや心火（しんか）の上炎としてとらえます。

【心火上炎（しんかじょうえん）】とは

心（しん）は「血脈を主る」臓であり、精神活動にも深く関わります。心火が過剰になると、胸中の熱がこもり、イライラや不眠、動悸、胸の熱感が現れます。これは、感情ストレスや過労、睡眠不足が引き金となることが多いです。

【気滞（きたい）による熱】

ストレスなどで「気」の流れが滞ると、エネルギーが胸に停滞し、局所的に熱を生じます。これは「のぼせ」や「胸のつかえ」「ため息が多い」といったサインを伴います。

つまり、東洋医学では胸の熱を「火」と「気」のバランスの乱れとして理解し、全身の気血を整えることで自然なクールダウンを図ります。

当院での施術アプローチ

くろちゃん鍼灸整体院では、胸の熱感やのぼせ症状に対して、自律神経と姿勢・血流の両面からアプローチします。

① 骨盤矯正

骨盤が歪むと背骨のカーブが崩れ、自律神経が通る脊柱管への圧迫が起こります。特に胸椎（胸の高さ）での歪みは、交感神経の過緊張につながりやすく、血流のバランスを崩します。骨盤を整えることで、背骨全体のアライメントが改善し、神経伝達がスムーズになります。これにより、胸部への血流過剰が自然に落ち着いていきます。