はじめに
「洗濯物を干そうと腕を上げた瞬間、ズキッと痛む」
「電車のつり革を持つのがつらい」
「夜、寝返りで肩が痛くて目が覚める」
こうした症状で来院される方は、実はとても多いです。
そして多くの方が口をそろえて言われます。
「四十肩ですかね?」
「年齢のせいでしょうか?」
ですが、実際に体を診ていくと、年齢や使いすぎだけでは説明できないケースがほとんどです。
腕を上げた時の肩の痛み、その正体として非常に多いのが
**「肩甲上腕関節のインピンジメント」**です。
この記事では、
- なぜ腕を上げると肩が痛むのか
- 整形外科的に見たインピンジメントの仕組み
- なぜ湿布や安静だけでは良くならないのか
- くろちゃん鍼灸整体院での考え方と施術の効果
を、これから来院される方に向けて、できるだけわかりやすくお伝えします。
肩甲上腕関節とは何か?(整形外科的な説明)
肩の関節は、正式には肩甲上腕関節と呼ばれます。
これは、
- 上腕骨(腕の骨)
- 肩甲骨(背中側の骨)
この2つで構成される関節です。
この関節の最大の特徴は、
- 可動域が非常に広い
- その分、安定性は低い
という点です。
腕は、
前に上げる
横に上げる
後ろに回す
ひねる
と、あらゆる方向に動きます。
これは肩甲上腕関節が自由度の高い関節だからこそ可能です。
しかし自由に動く反面、
位置関係が少し崩れるだけでトラブルが起こりやすい
という弱点も持っています。
インピンジメントとは何が起きている状態なのか
インピンジメントとは、直訳すると
**「挟み込み」**です。
腕を上げる動作の中で、
- 上腕骨の先端
- 肩峰(肩甲骨の屋根部分)
- 腱や滑液包(クッションの役割)
これらが狭いスペースでぶつかり合うことで、痛みが出ている状態を指します。
本来、腕を上げる時には、
- 上腕骨はスムーズに回旋し
- 肩甲骨も一緒に動き
- スペースが保たれる
という連動が起こります。
ところが、この連動が崩れると、
- 上腕骨が上に突き上げられる
- スペースが確保できない
- 腱や滑液包が挟まれる
結果として、
「ある角度で急に痛い」
「途中まで上がるけど、それ以上が無理」
といった症状が出てきます。
なぜ「腕を上げる途中」で痛みが出るのか
インピンジメントの特徴は、
最初から痛いわけではないという点です。
多くの方が、
- 下ろしている時は平気
- 途中までは上がる
- 60〜120度あたりで痛む
という訴えをされます。
これは、腕を上げる途中で
肩甲上腕関節に最もストレスが集中する角度が存在するからです。
この角度で、
- 骨の位置がズレている
- 肩甲骨が動いていない
- 筋肉がうまく働いていない
と、逃げ場がなくなり、痛みとして現れます。
痛みの本当の原因は「肩」だけではない
ここがとても重要なポイントです。
インピンジメントが起きている場所は肩ですが、
原因は肩だけにないケースがほとんどです。
実際に多い原因は、
- 猫背姿勢
- 巻き肩
- 胸椎(背中)の動きの悪さ
- 骨盤の不安定さ
これらが重なった結果、
肩甲骨が本来の位置で動けなくなっています。
肩甲骨が動かないと、
- 腕の動きを肩関節だけで行う
- 上腕骨が無理に押し上げられる
- 挟み込みが起こる
という悪循環になります。
なぜ湿布・注射・安静だけでは改善しにくいのか
整形外科では、
- 炎症を抑える注射
- 湿布や痛み止め
- 安静指示
が行われることが多いです。
これらは痛みを一時的に抑えるという意味では有効です。
しかし、
- なぜ挟まれているのか
- なぜ肩甲骨が動かないのか
- なぜ同じ動作で再発するのか
といった根本部分にはアプローチできません。
そのため、
「注射を打つと楽だけど、また戻る」
「しばらく良いが、腕を使うと再発する」
という方が非常に多いのです。
骨盤矯正が肩の痛みに関係する理由
「肩が痛いのに、骨盤?」
そう思われる方も多いと思います。
ですが、体はすべて連動しています。
骨盤が不安定になると、
- 背骨の軸が崩れる
- 胸椎が動かなくなる
- 肩甲骨が滑らなくなる
結果として、肩関節に負担が集中します。
骨盤矯正では、
- 体の土台を安定させる
- 左右差を整える
- 無意識の緊張を減らす
ことで、肩が動きやすい環境を作ります。
猫背矯正がインピンジメント改善に重要な理由
猫背姿勢では、
- 肩が前に出る
- 肩甲骨が外に開く
- 肩峰下のスペースが狭くなる
という状態が常に続きます。
これでは、いくら肩をケアしても
挟まれやすい形のままです。
猫背矯正により、
- 胸椎の伸展
- 肩甲骨の位置修正
- 腕の上がる軌道の改善
が起こり、インピンジメントの再発予防にもつながります。
鍼灸施術が果たす役割
鍼灸では、
- 深部の筋緊張を緩める
- 神経の過敏さを落ち着かせる
- 血流を改善する
といった効果が期待できます。
特にインピンジメントでは、
- 棘上筋
- 棘下筋
- 肩甲下筋
- 小円筋
といったインナーマッスルの緊張が強くなりがちです。
これらは表面からのマッサージでは届きにくいため、
鍼灸との相性が非常に良いのが特徴です。
頭部施術が肩の痛みに影響する理由
意外に思われるかもしれませんが、
頭部の緊張は肩の動きに大きく影響します。
頭部が緊張すると、
- 首〜肩の筋肉が防御的に固まる
- 無意識に肩をすくめる
- 肩甲骨の動きが制限される
頭部施術により、
- 自律神経が整う
- 無意識の力みが抜ける
- 肩の可動域が広がる
という変化が起こりやすくなります。
通院頻度の目安
症状の段階に合わせて、次のような通院をおすすめしています。
急性期
・週2回
リハビリ期
・週1回
メンテナンス期
・月2〜3回
無理なく体を整えながら、
「痛みが出ない体の使い方」へ移行していきます。
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