はじめに
冬になると「足元が頼りない」「なんでもない段差でつまずいた」「腰が定まらず、立っているだけで疲れる」というお声が一気に増えます。小田原は海が近く、真冬でも雪はめったに積もりませんが、そのぶん風の冷たさが体にこたえる土地です。厚着をして、動きを小さくして、外出そのものも減る。すると気づかないうちに、体の奥で支えを担っていた筋肉が眠ってしまいます。
やっかいなのは、この変化が「痛み」より先に「不安定さ」として出ることです。どこが痛いわけでもないのに、バスや電車で揺れたときに踏ん張れない。椅子から立ち上がるときに一度手をつく。歩いていて足がもつれる。ご本人は「年のせいかな」と片づけてしまいがちですが、実際には冬のあいだに落ちた体幹の支えと、体を立て直す神経の反応の鈍さが重なっていることがとても多いのです。
はじめまして。くろちゃん鍼灸整体院の院長、黒柳俊英(くろやなぎ としひで)と申します。国家資格のはり師・きゅう師として鍼灸師歴は17年、これまでに累計4万人以上の方のお体に向き合ってきました。小田原市成田の院で、腰の不安定さやふらつきのご相談を毎日のようにお受けしています。
この記事では、冬に体の奥の支えが落ちてしまう仕組みを、東洋医学の見方と体のつくりの両面からかみくだいてお話しします。そのうえで、当院で行っている施術の考え方、ご自宅で今日から試せるセルフケア、そして「これは私たちより先に医療機関へ」という線引きまで、正直にお伝えします。転ぶ前に手を打てる季節です。一緒に、この冬を安心して歩ける体に整えていきましょう。
こんなお悩み、ありませんか。
- 寒くなってから、平らな道でもつまずくことが増えた
- 椅子や布団から立ち上がるとき、無意識にどこかに手をつく
- 立っているだけで腰がだるく、すぐ何かに寄りかかりたくなる
- 片足で靴下をはこうとすると、ふらついて壁が必要になる
- 腰に痛みはないのに「芯が抜けたように頼りない」感じがある
- 電車やバスの揺れで、以前のように踏ん張れなくなった
- 春や秋には平気だったのに、冬だけ腰まわりが不安定になる
- 「転んだら大変だ」という不安から、外出を控えるようになった
なぜ冬に体幹が弱るのか
体幹とは、おなかや背中、腰まわりを取り巻く胴体の支えのことです。ここが働かなくなる冬の流れを、五つに分けて見ていきます。
一つめ:寒さで体を縮め、動きの幅が小さくなる
寒いと人は自然に体を縮めます。歩幅は狭くなり、腕の振りは小さくなり、体をひねる動きがほとんど消えます。散歩や庭仕事の時間も減ります。体幹の支えは「大きく動くたびに鍛え直されている」性質があるので、動きの幅が小さくなるだけで、支えの仕事量が一気に落ちてしまうのです。
二つめ:体の奥の筋肉は、使わないと真っ先に眠る
胴体の筋肉には、外から触れる表面の層と、背骨や骨盤のすぐそばで働く深い層があります。深い層の筋肉(インナーマッスル=体の奥で骨を支える筋肉)は、力こぶのように目立ちませんが、立つ・歩く・振り向くといった動作のたびに、背骨をぐらつかせないよう先回りして締めてくれています。この深い層は、休むとあっという間に反応が鈍くなります。二週間ほど動きが減っただけでも「呼ばれてから働くまでの時間」が延びてしまい、ふらついてから支えが間に合う、という状態になります。
三つめ:体を立て直す神経の反応がゆっくりになる
私たちがまっすぐ立てているのは、足の裏の感覚、目から入る情報、そして内耳(ないじ=耳の奥にある、体の傾きを感じ取るセンサー)からの合図を、脳が絶えず受け取って微調整しているからです。ところが体が冷えると、足裏の感覚が鈍くなります。厚い靴下と重い靴で床の情報がさらに減り、脳に届く合図が薄くなる。合図が薄ければ立て直しの指令も遅れ、ちょっとしたよろけが転倒につながります。冬の不安定さは、筋肉だけでなく「感じ取る力」の問題でもあるのです。
四つめ:東洋医学でいう「腎」の力が冬に消耗しやすい
東洋医学では、季節と体の働きを結びつけて考えます。冬に対応するのが腎(じん=生まれ持った生命力を蓄えておく、体の貯金箱のような働き)です。昔から「腰は腎の家」と言われ、腎の力が目減りすると、まず腰や足腰の頼りなさとして現れるとされてきました。寒さは腎の力を消耗させます。冷えて夜中に何度もお手洗いに起きる、朝に腰が重い、下半身だけ冷たい。こうしたサインが重なる方は、腰の支えが落ちやすい時期に入っていると考えます。
五つめ:股関節と足首が固まり、腰だけが働き者になる
厚着と足元の冷えは、股関節と足首の動きをじわじわ奪います。この二か所が固まると、歩くときのクッションが減り、骨盤が後ろに倒れた姿勢で座り続けることになります。骨盤が倒れれば背中は丸まり、支えの仕事は腰の一点に集中します。おなかと背中で分け合うはずの負担を腰だけが引き受けるので、腰は疲れきっているのに支える力は出ない、という矛盾した状態になるのです。
くろちゃん鍼灸整体院の4施術アプローチ
当院では、冬の不安定さに対して四つの施術を組み合わせ、その日のお体に合わせて配分を決めていきます。
骨盤矯正
支えの土台である骨盤の傾きと左右差を整えます。後ろに倒れた骨盤を起こし、股関節が動ける位置に戻すと、眠っていたおなかの奥の筋肉に力が入りやすくなります。ボキボキと強くひねる方法ではなく、呼吸に合わせてゆっくり位置を変えていく穏やかな方法です。土台が水平に近づくだけで「腰で踏ん張らずに立てる」感覚が戻ってくる方が多くいらっしゃいます。
猫背矯正
背中が丸まったままでは、どれだけおなかを鍛えても支えはつながりません。胸のあたりの背骨と肩甲骨の動きを取り戻し、重心を足の裏の真ん中に戻していきます。頭の位置が前に出ていると、それだけで腰が後ろに引っぱられて不安定になります。上半身が整うと歩幅が自然に広がり、日常の一歩ずつが体幹の練習になっていきます。
鍼灸施術
深い層の筋肉は手だけでは届きにくい場所にあります。鍼はそこへ直接アプローチできる手段です。当院で使う鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんど感じません。腰まわりやお尻の奥のこわばりをゆるめ、お灸で腰と足元を温めて、冬に消耗しやすい腎の力を下から支えます。鍼が苦手という方には、骨盤矯正・猫背矯正・頭部施術のみの組み立てでも対応していますので、遠慮なくお伝えください。
頭部施術
バランスの指令を出しているのは脳です。頭皮や首の付け根がこわばっていると、緊張が抜けず、体は常に身構えた状態になります。頭部をやさしくゆるめると、呼吸が深くなり、体の力みが自然に落ちます。力みが抜けてはじめて、深い層の筋肉は本来の働きを取り戻します。ふらつきが気になる方ほど、この工程で表情が変わることが多い印象です。
自宅でできる対処法は?
一:息を吐きながらおなかをへこませる呼吸
あおむけになり、ひざを立てます。鼻から4秒吸っておなかをふくらませ、口から8秒かけて吐きながら、へそを背骨に近づけるようにおなかをへこませます。吐ききったところで3秒キープ。これを10回。腹筋運動のように起き上がる必要はありません。深い層の筋肉に「もう一度働いていいよ」と声をかける作業です。朝起きたときと寝る前、布団の上で十分にできます。
二:台所での、かかと上げと片足立ち
調理台に軽く指を添えて立ち、かかとをゆっくり上げて3秒止め、ゆっくり下ろす。これを10回。続けて、指先を台に触れたまま片足を床から数センチ浮かせ、10秒。左右2回ずつ。ふらついたらすぐ台につかまれる位置で行うのが約束です。足首とふくらはぎが働くと足裏の感覚が戻り、立て直しの反応が速くなります。お湯を沸かしている間の1分で足ります。
三:寝たままのお尻上げ
あおむけでひざを立て、足の裏で床を押しながら、お尻をゆっくり持ち上げます。腰を反らせるのではなく、おへその下に力を入れて持ち上げるのがこつです。上で3秒止めて、背中の上のほうから順に下ろします。10回を目安に。お尻と背中の下側が同時に働き、腰の一点に集まっていた負担が分散します。腰に痛みが出る場合は高さを半分に下げてください。
おすすめのツボ(東洋医学)
志室(ししつ)。腰のいちばんくびれたラインで、背骨の中心から指幅四本分ほど外側、左右に一つずつあります。腰に手を当てて親指が自然に届くあたりです。両手を腰に当て、親指の腹で息を吐きながら5秒押し、力を抜く。これを5回。腎の力を助けるツボとされ、冷えて重だるい腰、支えが抜けたような腰の頼りなさに使います。使い捨てカイロを服の上から当てて温めるだけでも違いが出ます。
太谿(たいけい)。内くるぶしのいちばん高いところと、アキレス腱との間のくぼみです。押すとやや響く感じがあります。親指で3秒押して離す、を左右10回ずつ。腎の働きが集まる場所とされ、下半身の冷え、夜間のお手洗い、足元の頼りなさに向きます。入浴後の体が温かいうちに行うと、足先までじんわり伝わるのを感じやすいはずです。
ただし、セルフケアだけでは届かない領域があります。骨盤の傾きそのもの、固まった股関節の動き、そして体の奥で眠ったまま反応が戻らない筋肉には、外からの手が必要です。ご自身では「ちゃんとできているか」の判断もつきにくいところ。ご自宅のケアと施術は、どちらが欠けても回りません。ここから先は、私たちに手伝わせてください。
受診の目安
不安定さやふらつきの中には、私たちの施術ではなく、まず医療機関で調べていただくべきものが含まれます。次にあてはまる場合は、当院ではなく病院を優先してください。
- ろれつが回らない、片側の手足に急に力が入らない、顔の片側がゆがむ(脳の病気が疑われます。すぐに救急の相談を)
- 転倒や尻もちのあと、強い痛みが続く、体重をかけられない(骨折の可能性)
- 足のしびれが広がる、つま先が上がらない、足首に力が入らない
- 尿や便が出にくい、逆にもれる、股のまわりの感覚がおかしい(緊急の対応が必要です)
- 発熱をともなう腰痛、じっと安静にしていても夜間に強まる痛み
- 思いあたる理由がないのに体重が落ちてきた
- ふらつきに加えて、物が二重に見える、激しい頭痛、意識が遠のく感じがある
- 気分の落ち込みが2週間以上続いている場合は、我慢せず必ず専門の医療機関へまずはご連絡、メッセージを送ってください。
当院は自費での施術のみを行っています。診断や検査はできません。線引きをあいまいにしないことが、結果としてお体を守ることにつながると考えています。検査で異常がないと言われた後の不安定さこそ、私たちの出番です。
通院の目安
体の奥の支えは、一度の施術で元通りにはなりません。眠っていた筋肉が思い出し、その状態が日常で保てるようになるまで、段階を追って進めます。
まずは集中改善期です。週1回から隔週のペースで、2〜3ヶ月ほど。ここで骨盤と背中の位置を整え、深い層の筋肉が働く状態を体に覚えてもらいます。次に安定期として月2回。整った状態が生活の中で崩れないかを確認しながら、セルフケアの内容を生活に合わせて調整していきます。落ち着いてこられたらメンテナンス期、月1回のペースです。特に冬は支えが落ちやすい季節ですから、この時期だけ間隔を詰める方もいらっしゃいます。
当院の実績では、3ヶ月以上続けてくださる方が41.7%、6ヶ月以上が31.7%、平均の継続期間は4.0ヶ月です。初回は問診とお体の確認にしっかり時間をかけますので、60〜90分ほどを見ておいてください。立ち方や歩き方、足裏の重心のかかり方まで拝見したうえで、あなたに合った計画をご提案します。
ご予約方法
「転ぶ前に、なんとかしておきたい」。その気持ちが動いた今が、いちばん良いタイミングです。ご予約はLINEから24時間受け付けています。夜中でも早朝でも、思い立ったときに送っていただければ大丈夫です。診察券も紹介状もいりません。「冬になると腰が頼りない」の一言で通じます。小田原市成田の院で、あなたの足元を一緒に立て直していきましょう。
当院は施術者が院長一人のため、お一人ずつ丁寧にお時間を確保しております。そのためご予約が取りにくい時間帯もございますが、当日のご予約も承れますので、お気軽にお早めにご連絡くださいませ。
当日のご予約は18時までを目安にお願いしておりますが、初めての方はお時間の調整をさせていただきますので、まずはお気軽にメッセージをお送りください。
実体験を持つ通われている方の声(30代-50代)
- 「3ヶ月通って、夕方の倦怠感が消えました」(40代女性・通院4ヶ月)
- 「初回で姿勢の歪みを実感、6回で朝の硬さがなくなった」(30代男性・通院2ヶ月)
- 「自律神経の波を自分で読めるようになった」(50代女性・通院5ヶ月)
3ヶ月以上継続率41.7%・平均通院4.0ヶ月の実績の一部。
専門用語ミニ解説
- 神門(しんもん)(手首横ジワ・小指側)
- 自律神経の調整に使う重要なツボ。3秒×5回押し。
- 内関(ないかん)(手首横ジワから指3本分肘側)
- 動悸・吐き気・不眠に。深呼吸と組合せ。
- 後頭下筋群(首の付け根の小筋群)
- 頭痛・首こり・自律神経の鍵となる筋肉。
- 梨状筋(りじょうきん)(お尻深部の筋肉)
- 坐骨神経痛の主犯。骨盤矯正と鍼で同時アプローチ。
院情報・ご来院について
- 📍 神奈川県小田原市成田394-1(〒250-0862)
- 🕐 9時〜19時(最終受付18時)/水・日休/祝日通常診察
- 👤 国家資格鍼灸師による完全予約制
- 📋 メニュー・料金はメニュー一覧をご覧ください
くろちゃん鍼灸整体院(神奈川県小田原市成田394-1)
院長 黒柳俊英 / 鍼灸師歴17年(2009年4月取得)/ 累計4万人以上の施術実績 / 記事3500本以上
4施術同時アプローチ:骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、姿勢と自律神経を同時に整えます。
📊 3ヶ月以上継続して通われている方が41.7%、6ヶ月以上のメンテナンス層が31.7%、平均継続期間は4.0ヶ月です。
営業時間:9:00-19:00(最終受付18:00/施術19:00まで)/定休:水曜・日曜(祝日は水・日以外なら通常診察)
通い方の目安:症状が強い時期は週1〜隔週、安定期は月2回、メンテナンス期は月1回です(押し売りなし)。
📅 最終更新日: 2026年08月01日
【効果には個人差があります】




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