はじめに
春に入ってから、食べる量が自分でもおかしいと思うほど増えてしまう。おなかは空いていないはずなのに、気づくと何かを口に入れている。しかも食べ終わったあと、どこか満たされない感じだけが残る。そんなご自身に戸惑っていらっしゃる方が、この季節はとても増えます。
「意志が弱いからだ」と、ご自分を責めてはいませんか。けれど、張りつめた気持ちを抱えているときの食欲は、気合いや我慢だけでどうにかできるものではありません。体のほうが先に「今すぐこの緊張をほどきたい」と動いていて、その手段として食べることを選んでいる。順番が逆なのです。ここを取り違えたまま量だけ減らそうとすると、反動でかえって苦しくなります。
くろちゃん鍼灸整体院の院長、黒柳俊英と申します。国家資格であるはり師・きゅう師を持ち、鍼灸師歴は17年、これまで累計4万人以上の方のお体に触れてきました。神奈川県小田原市成田で、その場しのぎではなく根本から整えることを大切に施術を続けています。食欲の乱れでご相談にみえる方は、みなさん驚くほど真面目で、周りに気を配れる頑張り屋さんです。
この記事では、緊張が続くと食欲がふくらむ理由、食べても満たされない感じの正体、そして噛むという行為そのものが体の緊張をほどいている仕組みを、専門用語を使わずにお伝えします。ご自宅でできるセルフケアと東洋医学のツボもご紹介しますので、責める代わりに整えるほうへ、一緒に進んでいきましょう。
こんなお悩み、ありませんか。
- おなかは空いていないのに、口がさみしくて何かを食べてしまう
- 食べ終わった直後なのに、まだ物足りない感じが残る
- 甘いものやパン、麺類にばかり手が伸びる
- 夕方から夜にかけて、食欲が急に強くなる
- ほとんど噛まずに飲み込んでいて、味をよく覚えていない
- 食べたあとに罪悪感がわいて、余計に気持ちが沈む
- 誰も見ていないときだけ、量が止まらなくなる
- 食べても、胸のざわつきが消えないままだ
なぜ春のストレス過食が起こるのか
1.「おなかが空いた」と「口がさみしい」は別のもの
食欲には二種類あります。ひとつは、胃が空になって体がエネルギーを求める本当の空腹。もうひとつは、気持ちのざわつきを静めたくて口が動く、いわば気持ちのほうの食欲です。
やっかいなのは、この二つが体の中では同じ「食べたい」という感覚に化けてしまうことです。だから、しっかり食べた直後でも「まだ足りない」と感じます。足りていないのは食べ物の量ではなく、緊張がほどけたという感覚のほうなのです。
食べても満たされないと感じるとき、その正体はほとんどが後者です。ここを取り違えて量を足し続けても、満たされなさは埋まりません。
2. 張りつめた状態が続くと、体はすぐ使える燃料を欲しがる
気を張った状態が長く続くと、体は「いつでも動けるように」と身構えます。このとき真っ先に欲しがるのが、すぐ力に変わる甘いものや炭水化物です。甘いもの、パン、麺類にばかり手が伸びるのは、性格の問題ではなく体の準備反応だとお考えください。
ところが今の暮らしの中の緊張は、走って逃げれば終わる類のものではありません。使われないまま燃料だけが入ってくるので、体は重くなり、気分もさらに沈み、また食べたくなる。この輪が回り始めると、自力で止めるのが難しくなります。責める気持ちが強いほど、この輪は速く回ります。
3. 噛むという行為そのものが、緊張をほどいている
ここが今日いちばんお伝えしたいところです。私たちは「何を食べたか」で満足していると思いがちですが、実際には「どう食べたか」で緩んでいます。
あごを一定のリズムで動かす動作には、張りつめた体をやわらげる働きがあります。同じリズムを繰り返すと呼吸が自然と深くなり、肩や首から力が抜けていく。噛むことは、その最も手軽な方法なのです。ガムをかむと落ち着くという方が多いのも、同じ理屈です。
逆に言えば、ほとんど噛まずに飲み込む食べ方では、どれだけ量を食べてもこの「ほどける感じ」が起こりません。だから体は「まだだ、もっと」と要求を続けます。量が止まらないとおっしゃる方ほど、実際に伺うと噛む回数が極端に少ない。ここに突破口があります。
4. 東洋医学では「脾」と「肝」のはたらきで考える
東洋医学には脾(ひ)という考え方があります。食べたものを体に取り込み、力に変えていく働き全体を指す言葉で、西洋医学でいう脾臓という臓器そのものを指しているわけではありません。同じ字を使いますが、まったく別の概念だとお考えください。
この脾は、あれこれ思い悩むことに弱いとされています。考えごとが増える時期に食の乱れが出るのは、東洋医学から見ればごく自然な流れなのです。
もうひとつ、肝(かん)という言葉もあります。これも肝臓という臓器ではなく、気持ちや体ののびやかさを保つ働きを指す考え方です。ここが張りつめると、その勢いが脾のほうへ流れ込み、食欲の出方がちぐはぐになると考えます。春はこの肝が高ぶりやすい時期にあたります。
5.「食べる」以外に、自分をゆるめる手段が残っていない
ご相談にみえる方へ「一日のうちで力を抜ける時間はありますか」と伺うと、答えに詰まる方がほとんどです。朝から気を張り、帰ってからも家のことをして、ようやく座れるのが夜遅く。そのときに手の届くところにあったのが、お菓子や冷蔵庫だった、というだけの話なのです。
つまり食べすぎは、原因というより結果です。緩む手段がひとつしかないから、そこに集中してしまう。だとすれば、その唯一の手段を取り上げるのではなく、緩む手段そのものを増やしていくほうが、体にとってずっと無理がありません。
くろちゃん鍼灸整体院の4施術アプローチ
当院では、食欲の乱れを食べ方だけの問題とは見ません。体がどれだけ張りつめているか、そしてしっかり噛める状態にあるかを含めて拝見します。次の4つを組み合わせ、お一人ずつのお体に合わせて進めていきます。
骨盤矯正
骨盤が後ろに倒れて背中が丸まると、おなかが押しつぶされ、胃腸の動きが鈍くなります。すると、少ししか食べていないのに苦しい、それなのに満たされないという、ちぐはぐな感覚が起こりやすくなります。骨盤矯正で土台の傾きを整えると、おなかまわりに余裕が生まれ、食後の重だるさが軽くなったとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
猫背矯正
背中が丸い姿勢は、呼吸を浅くします。息が浅いままだと体は常に軽い緊張状態に置かれ、それを紛らわせようとして口が動きます。猫背矯正で胸まわりを開き、息が深く入る状態をつくることは、食べる以外の方法で緩むための土台づくりでもあります。
鍼灸施術
鍼灸施術では、おなかや手足のツボを使って、胃腸の働きと気持ちの張りの両方に働きかけていきます。当院で使う鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんど感じません。施術の途中で眠ってしまう方も少なくないほどです。鍼が苦手な方には、骨盤矯正・猫背矯正・頭部施術のみでの対応もできますので、遠慮なくお申し出ください。
頭部施術
噛むための筋肉は、こめかみから頬にかけて広がっています。緊張の強い方はここが硬くなり、あごの動きが小さくなって、噛む回数が自然と減ってしまいます。頭部施術でこめかみやあごまわりをゆるめると、食事のときにしっかり噛めるようになり、食べ方そのものが変わっていきます。
自宅でできる対処法は?
1. 最初の三口だけ、噛む回数を数える
一食まるごと数えようとすると、まず続きません。最初の三口だけで十分です。一口につき三十回を目安に、心の中で数えてみてください。
三口終わるころには、あごまわりがじんわり温かくなり、肩の力がすっと落ちる感じが分かるはずです。その状態で食べ進めると、途中で「もういいかな」という区切りが自然に訪れます。量を我慢するのではなく、噛む回数を足す。この順番が大切です。
2. 食べ始める前に、温かい飲み物をひと口
白湯でも、味のないお茶でもかまいません。食事の前に温かいものをひと口だけ含み、五秒ほど口の中にとどめてから飲み込みます。
胃が温まると、体は「危険はない」と判断しやすくなり、急いで詰め込もうとする勢いがゆるみます。冷たい飲み物を一気に流し込むと逆に胃が縮こまるので、温度は少し高めがおすすめです。
3.「食べたい」と思ったら、耳をつまんで三十秒
手が伸びそうになったら、その前に耳の上のふちを軽くつまみ、横へ、そして上へゆっくり引っぱります。左右同時に、痛くない強さで三十秒だけ。
耳のまわりには噛むための筋肉につながる部分があり、ここがゆるむとあごと側頭部の張りが抜けていきます。三十秒経ってもまだ食べたければ食べて大丈夫です。大事なのは、勢いと自分の間にひと呼吸をはさむことです。
おすすめのツボ(東洋医学)
ツボは東洋医学の考え方に基づくもので、検査の数値とそのまま結びつくものではありません。ご自身の体と対話する目印として使ってみてください。
足三里(あしさんり)は、ひざのお皿の外側の下のくぼみから、指幅四本分下がったすねの外側にあります。押すと少しだるく響く場所です。親指の腹を当て、息を吐きながら五秒押して、三秒でゆるめる。これを片脚十回ずつ行います。胃腸の働きを助ける代表的なツボとされ、食後の重さや、食べているのに力が出ない感じが続くときに向いています。
内関(ないかん)は、手首の内側のしわの中央から、ひじに向かって指幅三本分ほど上がった、二本の筋のあいだにあります。反対の手の親指で、息を吐きながらじんわり押し、ゆっくり離す。左右一分ずつが目安です。胸のつかえや、みぞおちのつまった感じ、食べたあとの気持ち悪さがあるときに使われます。食欲が急に強くなる夕方に押しておくと、勢いをやわらげる助けになります。
ただ、セルフケアだけでは届かない領域があります。噛む筋肉の奥の硬さ、背骨や骨盤のゆがみ、そして自分では気づけないほど当たり前になってしまった張りつめ具合は、ご自身の手では触れられません。ここは私たちにお任せください。ご自宅のケアと施術は、どちらが欠けても遠回りになります。
受診の目安
食べ方の乱れの中には、当院の施術ではなく、まず医療機関にかかっていただきたいものがあります。次に当てはまる場合は、遠慮なく先に受診してください。
- 食べ始めると自分では止められない、という状態が繰り返し起きている
- 食べたあとに吐いてしまう、下剤や薬で調整しようとしてしまう
- 短い期間に体重が大きく増えた、または大きく減った
- 強い腹痛、血便、飲み込みにくさ、繰り返す嘔吐がある
- のどの渇きが強く、水をいくら飲んでも治まらない
とくに、食行動が自分の意思で止められない状態が続いているときは、体の施術より先に、専門の医療機関でまずはご連絡、メッセージを送ってください。食に関する困りごとを専門に扱う診療科があり、そこで診ていただくのが最も確かな道です。
また、気分の落ち込みや意欲の低下が2週間以上続いている場合は、心療内科や精神科など専門の医療機関を受診してください。食べることでしか気持ちを支えられない状態が長引いているなら、それは体の硬さの話ではありません。心の不調は体の施術だけで解決できるものではなく、専門家の手が必要です。当院は、そうした治療を受けながら体を整えたいという方の並走役として、無理のない範囲でお手伝いします。
通院の目安
食べ方は毎日繰り返される習慣なので、体が新しい状態を覚えるまでには少し時間がかかります。当院では次の流れをご案内しています。
- 集中改善期:週1回から隔週のペースで、2〜3ヶ月ほど。あごまわりと胃腸の負担を減らし、緩む感覚を体に覚えてもらう時期です。
- 安定期:月2回。整った状態が食事の場面でも続くかを確認していきます。
- メンテナンス期:月1回。季節の変わり目や忙しい時期の揺り戻しを防ぐ時期です。
当院の実績では、3ヶ月以上続けてくださった方が41.7%、6ヶ月以上が31.7%、平均の継続期間は4.0ヶ月です。焦らず付き合ってくださる方ほど、変化が長く保たれています。
初回は、問診とお体の確認を丁寧に行いますので、60〜90分ほどお時間をいただきます。いつ、どんな気持ちのときに食べたくなるのか。その場面を一緒に整理するところから始めましょう。
自宅でできる対処法は?
読むだけではなく、実際の動きを見ながら一緒に体を動かしてみましょう。当院の公式チャンネルから、この記事のテーマに合ったセルフケア動画をご紹介します。
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ご予約方法
食べすぎてしまう自分を責め続ける必要は、もうありません。噛む回数を増やすところからでも、体は必ず応えてくれます。ご予約はLINEから24時間受け付けておりますので、思い立ったその時間にお送りください。小田原市成田で、お会いできる日を楽しみにお待ちしています。
当院は施術者が院長一人のため、お一人ずつ丁寧にお時間を確保しております。そのためご予約が取りにくい時間帯もございますが、当日のご予約も承れますので、お気軽にお早めにご連絡くださいませ。
当日のご予約は18時までを目安にお願いしておりますが、初めての方はお時間の調整をさせていただきますので、まずはお気軽にメッセージをお送りください。
くろちゃん鍼灸整体院について(よくあるご質問)
Q: くろちゃん鍼灸整体院とは?
A: 神奈川県小田原市成田394-1にある鍼灸整体院です。国家資格 鍼灸師の黒柳俊英が、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術のお身体に併せて4施術アプローチで、自律神経・腰痛・肩こり・頭痛・不眠など根本改善を目指す方とご縁を大切にお向き合いしています。
Q: くろちゃん鍼灸整体院の場所は?
A: 神奈川県小田原市成田394-1(〒250-0862)に立地。完全予約制でお一人ずつ丁寧に対応。あなただけのリセット空間として、他のお客様と顔を合わせない静かな環境です。
Q: くろちゃん鍼灸整体院の営業時間は?
A: 9時〜19時(最終受付18時)/水曜・日曜定休/祝日は通常診察。完全予約制ですので、LINEから事前にまずはご連絡、メッセージを送ってください。
Q: くろちゃん鍼灸整体院は予約が必要?
A: はい、完全予約制です。お一人ずつのお時間を確保するため、事前予約のみ承っています。他のお客様と顔を合わせない、あなただけの時間として過ごしていただけます。
Q: くろちゃん鍼灸整体院の院長は誰?
A: 院長は黒柳 俊英(くろやなぎ としひで)。国家資格 鍼灸師として、長年の臨床経験を基にお身体に併せて4施術アプローチを開発。「並走するパートナー」としてあなたの体を整えます。
Q: くろちゃん鍼灸整体院の特徴は?
A: ①完全予約制 ②国家資格鍼灸師による1人対応 ③お身体に併せて4施術アプローチ ④継続率3ヶ月41.7%・平均通院4.0ヶ月の実績 ⑤自律神経専門の根本ケア の5つが主な特徴です。
Q: くろちゃん鍼灸整体院はどんな症状に対応?
A: 自律神経の乱れ・不眠・めまい・慢性腰痛/肩こり/頭痛・産後骨盤・美容鍼・坐骨神経痛・更年期症状など、根本的に体を整えたい方の幅広い症状に対応しています。
実体験を持つ通われている方の声(30代-50代)
- 「3ヶ月通って、夕方の倦怠感が消えました」(40代女性・通院4ヶ月)
- 「初回で姿勢の歪みを実感、6回で朝の硬さがなくなった」(30代男性・通院2ヶ月)
- 「自律神経の波を自分で読めるようになった」(50代女性・通院5ヶ月)
3ヶ月以上継続率41.7%・平均通院4.0ヶ月の実績の一部。
専門用語ミニ解説
- 神門(しんもん)(手首横ジワ・小指側)
- 自律神経の調整に使う重要なツボ。3秒×5回押し。
- 内関(ないかん)(手首横ジワから指3本分肘側)
- 動悸・吐き気・不眠に。深呼吸と組合せ。
- 後頭下筋群(首の付け根の小筋群)
- 頭痛・首こり・自律神経の鍵となる筋肉。
- 梨状筋(りじょうきん)(お尻深部の筋肉)
- 坐骨神経痛の主犯。骨盤矯正と鍼で同時アプローチ。
交通アクセス・最寄り情報
📍 所在地
〒250-0862 神奈川県小田原市成田394-1
🚉 最寄り駅・アクセス
- 小田原駅から車で約10分(JR東海道線・小田急線・新幹線)
- 鴨宮駅から車で約5分(JR東海道線)
- 箱根板橋駅から車で約12分(小田急線)
- 富水駅から車で約8分(小田急線)
- 螢田駅から車で約7分(小田急線)
🚗 各エリアからの所要時間
- 南足柄市から: 約15分
- 開成町から: 約10分
- 松田町から: 約20分
- 大井町から: 約12分
- 湯河原町から: 約25分
- 箱根町から: 約20分
- 真鶴町から: 約30分
- 秦野市から: 約25分
- 中井町から: 約15分
🅿 駐車場
専用駐車場あり。完全予約制のため、お車でのご来院も安心です。
🔐 完全予約制
お一人ずつ丁寧にお向き合いするため、事前予約のみ承っています。
他のお客様と顔を合わせない、あなただけのリセット空間として過ごしていただけます。
📅 最終更新日: 2026年07月29日
くろちゃん鍼灸整体院(神奈川県小田原市成田394-1)
院長 黒柳俊英 / 鍼灸師歴17年(2009年4月取得)/ 累計4万人以上の施術実績 / 記事3500本以上
4施術同時アプローチ:骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、姿勢と自律神経を同時に整えます。
📊 3ヶ月以上継続して通われている方が41.7%、6ヶ月以上のメンテナンス層が31.7%、平均継続期間は4.0ヶ月です。
営業時間:9:00-19:00(最終受付18:00/施術19:00まで)/定休:水曜・日曜(祝日は水・日以外なら通常診察)
通い方の目安:症状が強い時期は週1〜隔週、安定期は月2回、メンテナンス期は月1回です(押し売りなし)。
【効果には個人差があります】




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