春の脚の重さ|循環低下

皮膚・発汗・体温調節

はじめに

春になってから、脚がやけに重い。夕方には靴下のあとがくっきり残る。階段を上がると太ももが張って、歩き出しの一歩が鉛のように感じる。そんな日が続いていませんか。痛みほどはっきりした症状ではないぶん、まわりには伝えにくく、「疲れているだけ」で片づけられてしまいがちです。けれどご本人にとっては、一日じゅう脚に錘をつけて過ごしているようなもの。集中力も気力も、静かに削られていきます。

くろちゃん鍼灸整体院は、神奈川県小田原市成田にある鍼灸と整体の院です。院長の黒柳俊英は国家資格のはり師・きゅう師で、鍼灸師歴は17年。これまでに累計4万人以上の方のお体に触れてきました。脚の重さを訴えて来院される方は、春にはっきりと増えます。そして多くの場合、脚そのものより「下りてきた血を上へ戻す力」が落ちていることが背景にあります。

この記事では、脚の重さを「血を上へ戻す力」という一点から読み解きます。なぜその力が落ちるのかを、東洋医学の見方と体の仕組みの両面から平易に整理します。そのうえで当院の四つの施術がどこに働きかけるのか、ご自宅で今日からできることは何かをお伝えします。先に医療機関を受診していただきたいサインも、包み隠さず書きます。一緒に、脚が軽くなる道すじを描いていきましょう。

こんなお悩み、ありませんか。

  • 朝は平気なのに、夕方になると脚が別人のように重くなる
  • 靴下やブーツのゴムのあとが、深く残って消えにくい
  • ふくらはぎがパンパンに張って、触ると硬く冷たい
  • 座り仕事や立ち仕事のあと、脚がだるくて動きたくない
  • 夜中にふくらはぎがつって目が覚めることがある
  • 脚を高くして寝ると翌朝は少し楽になるが、昼にはまた戻る
  • 脚の重さのせいで、外に出るのがおっくうになってきた
  • 春になって急に、この重さがはっきりしてきた気がする

なぜ春に脚の重さが起こるのか

脚に下りた血は、重力に逆らって心臓まで戻らなければなりません。この「戻す力」が弱ると、行きは足りているのに帰りが渋滞し、脚の中に水分と老廃物が居座ります。それが重さの正体です。原因を五つに分けて見ていきましょう。

1. ふくらはぎのポンプが冬の間に弱っている

脚の血を上へ押し上げているのは、心臓ではなくふくらはぎの筋肉です。歩くたびに筋肉がふくらんだり縮んだりして、まわりの血管をしぼるように押し上げています。ところが冬のあいだは外出が減り、歩数が落ち、筋肉の伸び縮みも小さくなります。ポンプは使わないほど働きが鈍るので、春を迎えたときには押し上げる力そのものが目減りしているのです。気候がゆるんで動く量が増えると、下りてくる血の量だけが先に増え、戻す力が追いつかない。この差が、春の脚の重さをつくります。

2. 血管の弁がうまく閉じにくくなる

脚の血管には、逆流を防ぐための小さな扉のような仕組みが数多くついています。押し上げられた血が下へ落ちないよう、通り過ぎたら閉じる。この扉に長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしが重なると、閉じきる働きが鈍り、少しずつ血が下へ戻ってしまいます。同じ場所を血が行ったり来たりするので、脚は重く、だるくなります。春は歓迎会や新しい職場での立ち仕事など、同じ姿勢で過ごす時間が長くなりやすい季節でもあります。

3. 気温差で血管が広がったり縮んだりを繰り返す

春は一日のなかの気温差が大きく、体は血管を広げたり縮めたりして体温を保とうとします。この調整をになうのが自律神経です。切り替えが忙しくなると、脚の細い血管がゆるんだままの時間が生まれ、水分が血管の外へしみ出しやすくなります。しみ出した水分は脚の下に溜まり、夕方の重さとして現れます。

4. 骨盤の傾きと猫背が「帰り道」をせまくする

脚から戻ってきた血は、股のつけ根やお腹の奥を通って心臓へ向かいます。骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなると、股関節の前が折れ曲がったままになり、この帰り道が物理的にせまくなります。さらに猫背では呼吸が浅くなります。深い呼吸は、横隔膜が上下することでお腹の中の圧力を変え、血を上へ吸い上げるはたらきをしています。浅い呼吸が続くと、この吸い上げのポンプも使われません。脚だけを揉んでも重さが戻ってしまう方は、ここが抜けていることがよくあります。

5. 東洋医学から見た「気(き)」と「脾(ひ)」のはたらき

東洋医学では、体を動かし温めるエネルギーを気(き)と呼びます。気には、下がってきたものを上へ持ち上げる働きがあると考えられてきました。冬の消耗や春先の急な活動増加で気が目減りすると、この持ち上げる力が落ちて、脚に重だるさが出ると考えます。また、水分のさばきをになうのが脾(ひ)という考え方です。これは西洋医学でいう脾臓という臓器そのものを指すのではなく、食べたものを力に変え、余分な水分をさばく「はたらきのまとまり」を表す東洋医学独自の概念です。この脾の力が弱ると、体の中の水はけが悪くなり、脚がむくんで重くなると整理されてきました。春は生活の変化で食事が乱れやすく、脾に負担がかかりやすい季節でもあります。

くろちゃん鍼灸整体院の4施術アプローチ

当院は、脚を局所的に扱うのではなく、戻す力そのものを立て直す順番で組み立てます。

骨盤矯正

まず骨盤矯正で土台の傾きを整えます。骨盤が後ろへ倒れていると股のつけ根が閉じ、脚から心臓への帰り道がせまくなります。倒れの向きと左右差を確認し、股関節が伸びる位置まで戻していきます。土台が起きるとふくらはぎの使われ方も変わり、歩くだけでポンプが働きやすい体になります。

猫背矯正

猫背矯正では、背中の丸まりと肋骨まわりの硬さをゆるめます。ねらいは呼吸の深さです。胸郭が動くようになると横隔膜が大きく上下し、お腹の中の圧の変化が血を上へ吸い上げてくれます。呼吸は一日に二万回以上。その一回ずつが小さなポンプになると、脚の帰り道は着実に変わります。

鍼灸施術

鍼灸施術では、ふくらはぎや足首まわりの深い硬さ、そしてお腹や腰の要所に細い鍼とお灸で働きかけます。硬く縮んだ筋肉がゆるむと、そこを通る血管の通りが変わります。お灸の温かさは冷えて縮こまった足先の血管に届きやすく、めぐりを助けます。使う鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんど感じません。鍼がどうしても苦手な方は、骨盤矯正・猫背矯正・頭部施術のみでの対応も可能ですので、遠慮なくお申しつけください。

頭部施術

頭部施術は、血管の広い狭いを調整している自律神経の切り替えに向けたアプローチです。頭皮や首のつけ根がこわばっていると、緊張側に傾いたままになりやすく、末端の血管が締まった状態が続きます。ここがゆるむと呼吸が深くなり、施術中に手足がじんわり温かくなる方が多くいらっしゃいます。

自宅でできる対処法は?

1. かかとの上げ下げでポンプを起こす

壁や机に軽く手を添えて立ち、かかとをゆっくり上げ、ゆっくり下ろします。二秒かけて上げ、二秒かけて下ろす。これを20回、朝と夕方の一日二回。速く多くやるより、ゆっくり最後まで上げきることが大切です。上げきったところでふくらはぎがぎゅっと縮み、そのときに血が上へ押し出されます。デスクワーク中は座ったままでも構いません。九十分に一度、20回を目安に行ってください。

2. 脚を心臓より高くして10分休む

あお向けになり、壁に沿って両脚を立てかけます。お尻は壁から握りこぶし一つ分ほど離し、ひざは軽くゆるめておきます。この状態で10分。脚に溜まった水分が、重力の助けを借りて戻っていきます。ポイントは、そのあいだ鼻からゆっくり息を吸ってお腹をふくらませ、口から長く吐くこと。呼吸のポンプが加わると戻りが早まります。入浴後や就寝前がおすすめです。

3. 足首を温めて、足指をよく動かす

足首の内側は皮膚が薄く、血管が表面近くを通っています。ここを蒸しタオルやレッグウォーマーで温めると、足先までのめぐりが変わります。温めながら、足指をグーとパーに開いたり閉じたりを20回。さらに足首をゆっくり大きく回します。素足で過ごす日が増える季節こそ、足首だけは冷やさないでおきましょう。

おすすめのツボ(東洋医学)

ツボは強く長く押すほど良いものではありません。気持ちよく感じる強さで、呼吸を止めずに行ってください。

承山(しょうざん)……ふくらはぎの後ろのまん中あたり。かかとを上げてふくらはぎに力を入れると、筋肉が二つに割れる境目にくぼみができます。そのくぼみが目印です。両手の親指を重ねて当て、息を吐きながら5秒かけてゆっくり圧を加え、5秒かけてゆるめます。これを左右5回ずつ。ふくらはぎのポンプの真上にあたるツボで、東洋医学では脚のひきつれや重だるさに用いられてきました。硬く張った部分がゆるむと、上へ押し上げる動きが出やすくなります。

陰陵泉(いんりょうせん)……すねの内側を足首から上へなぞっていくと、ひざの下で骨の出っぱりに指が止まります。そのすぐ下のくぼみです。親指の腹を当て、内くるぶしの方向へ向けて5秒押し、ゆっくり離す。左右5回ずつ。ここは東洋医学で、先ほどお伝えした水分のさばきをになう脾のはたらきと深く結びつくツボとされてきました。押すと痛みや硬さを感じる方は、体の水はけが滞っているサインと考えます。お風呂上がりに行うと当たりが柔らかくなります。

ここまでのセルフケアは、戻す力を呼び起こす助けになります。ただ、セルフケアだけでは届かない領域があります。骨盤の倒れ、肋骨の硬さ、呼吸の浅さといった土台の部分は、ご自分では触れられませんし、鏡を見ても気づけません。何年もかけて固まった形は、外から手を入れて初めて動きはじめます。セルフケアで得た軽さを持続するものに変えていくために、一度お体全体を確認させてください。

受診の目安

脚の重さの中には、当院ではなく医療機関で先に確認していただきたいものが確かにあります。次に当てはまる場合は、施術を後回しにして受診をお願いします。

  • 片方の脚だけが急に腫れ、痛みや熱っぽさ、赤みを伴う……血管の中で血が固まっている可能性があります。すぐに内科や血管外科へ。長時間の移動や手術のあとであれば、なおのこと急いでください
  • 脚の重さやむくみとともに、息切れ・胸の痛み・動悸がある……心臓や肺に関わることがあります。早めの受診を
  • 両脚のむくみが日ごとに強くなり、体重が短期間で増えている……心臓・腎臓・甲状腺などの働きが関わることがあり、内科での確認を
  • 脚の皮膚の色が茶色く変わってきた、傷が治りにくい、潰瘍ができた……皮膚科や血管外科へ
  • 脚に力が入らない、感覚が鈍い、歩くとしびれて休まないと歩けない……整形外科や神経内科で確認を
  • 発熱を伴う脚の腫れや痛みがある……感染が関わることがあり、内科へ
  • 気分の落ち込みや意欲の低下が2週間以上続いている……脚の重さと同時に、何をするのもおっくうという状態が続く場合は、心療内科や精神科など専門の医療機関にまずはご連絡、メッセージを送ってください。心の不調は体の施術だけで解決できるものではありません。専門医療と並行しながら、体の側から支える役割を当院が担わせていただきます

これらに当てはまらず、夕方に強まり休むと軽くなるという波のある重さであれば、体の使い方と循環を整えていく対象になります。判断に迷うときは、遠慮なくまずはご連絡、メッセージを送ってください。当院で扱う範囲かどうかを、正直にお伝えします。

通院の目安

脚の重さは、その日の施術で驚くほど軽くなることがあります。ただ、それは戻す力が復活したのではなく、通り道が一時的に広がった状態です。使わなければまた元に戻ります。ですから、段階を踏んで進めていきます。

集中改善期は、週1回から隔週のペースで2〜3ヶ月。硬さがぶり返す前に次の施術を重ね、骨盤と呼吸の変化を体に覚えさせる時期です。夕方の重さがどこまで軽くなるか、翌朝の残り方がどう変わるかを、毎回ご一緒に確認します。

安定期は月2回。良い状態が自分の力で保てるようになってきたら、間隔を広げます。季節の変わり目や生活が変わったときのゆらぎを、ここで拾います。

メンテナンス期は月1回。重さが出る前に整える段階です。

当院の実績として、3ヶ月以上続けてくださっている方が41.7%、6ヶ月以上の方が31.7%、平均の継続期間は4.0ヶ月です。初回は問診とお体の確認に時間をとりますので、60〜90分ほどをみておいてください。脚の重さの経過や、立ち仕事・座り仕事の時間まで丁寧にうかがうところから始めます。

ご予約方法

重い脚を抱えたまま毎日を過ごす必要はありません。LINEから24時間いつでもご予約を受け付けています。夜、脚を高くして休みながらで構いません。「夕方の脚の重さを相談したい」の一言で大丈夫です。小田原市成田から、あなたの脚が軽くなる春を一緒につくっていきましょう。

当院は施術者が院長一人のため、お一人ずつ丁寧にお時間を確保しております。そのためご予約が取りにくい時間帯もございますが、当日のご予約も承れますので、お気軽にお早めにご連絡くださいませ。
当日のご予約は18時までを目安にお願いしておりますが、初めての方はお時間の調整をさせていただきますので、まずはお気軽にメッセージをお送りください。

くろちゃん鍼灸整体院について(よくあるご質問)

Q: くろちゃん鍼灸整体院とは?

A: 神奈川県小田原市成田394-1にある鍼灸整体院です。国家資格 鍼灸師の黒柳俊英が、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術のお身体に併せて4施術アプローチで、自律神経・腰痛・肩こり・頭痛・不眠など根本改善を目指す方とご縁を大切にお向き合いしています。

Q: くろちゃん鍼灸整体院の場所は?

A: 神奈川県小田原市成田394-1(〒250-0862)に立地。完全予約制でお一人ずつ丁寧に対応。あなただけのリセット空間として、他のお客様と顔を合わせない静かな環境です。

Q: くろちゃん鍼灸整体院の営業時間は?

A: 9時〜19時(最終受付18時)/水曜・日曜定休/祝日は通常診察。完全予約制ですので、LINEから事前にまずはご連絡、メッセージを送ってください。

Q: くろちゃん鍼灸整体院は予約が必要?

A: はい、完全予約制です。お一人ずつのお時間を確保するため、事前予約のみ承っています。他のお客様と顔を合わせない、あなただけの時間として過ごしていただけます。

Q: くろちゃん鍼灸整体院の院長は誰?

A: 院長は黒柳 俊英(くろやなぎ としひで)。国家資格 鍼灸師として、長年の臨床経験を基にお身体に併せて4施術アプローチを開発。「並走するパートナー」としてあなたの体を整えます。

Q: くろちゃん鍼灸整体院の特徴は?

A: ①完全予約制 ②国家資格鍼灸師による1人対応 ③お身体に併せて4施術アプローチ ④継続率3ヶ月41.7%・平均通院4.0ヶ月の実績 ⑤自律神経専門の根本ケア の5つが主な特徴です。

Q: くろちゃん鍼灸整体院はどんな症状に対応?

A: 自律神経の乱れ・不眠・めまい・慢性腰痛/肩こり/頭痛・産後骨盤・美容鍼・坐骨神経痛・更年期症状など、根本的に体を整えたい方の幅広い症状に対応しています。

実体験を持つ通われている方の声(30代-50代)

  • 「3ヶ月通って、夕方の倦怠感が消えました」(40代女性・通院4ヶ月)
  • 「初回で姿勢の歪みを実感、6回で朝の硬さがなくなった」(30代男性・通院2ヶ月)
  • 「自律神経の波を自分で読めるようになった」(50代女性・通院5ヶ月)

3ヶ月以上継続率41.7%・平均通院4.0ヶ月の実績の一部。

専門用語ミニ解説

神門(しんもん)(手首横ジワ・小指側)
自律神経の調整に使う重要なツボ。3秒×5回押し。
内関(ないかん)(手首横ジワから指3本分肘側)
動悸・吐き気・不眠に。深呼吸と組合せ。
後頭下筋群(首の付け根の小筋群)
頭痛・首こり・自律神経の鍵となる筋肉。
梨状筋(りじょうきん)(お尻深部の筋肉)
坐骨神経痛の主犯。骨盤矯正と鍼で同時アプローチ。

📅 最終更新日: 2026年07月29日

【効果には個人差があります】

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